Yesマンに囲まれたプーチン大統領
ウクライナへの侵攻についても、Yesマンに囲まれたプーチン大統領は短期間に征服できると容易に考えていたようだ。スペインよりも幾分大きな国土を持つウクライナを短期戦で征服できることなど常識的に考えればそれが非現実的であるというのは容易に判断がつくはずである。
米国がトランプ前大統領の時にマドゥロ大統領の政権を打倒すべくベネズエラに軍事介入しようという考えがあった。しかし、その為には軍事的また経済的に相当の犠牲を米国は強いることになると判断してそれを断念した経緯もあった。冷静に考えれば、ウクライナ侵攻など無謀でしかない。領土の狭いロシアのクリミア併合とはワケが違う。
精神面の問題を抱えたプーチン大統領
プーチン氏の今回の誤算には彼の冷静な判断に欠ける精神面の問題も影響しているようだ。
プーチン大統領の精神面を分析した記事が5月7日付「ABC」に掲載された。カリフォルニア大学の著名精神科学者ジェームズ・ファロン氏が同紙のインタビューに答えたものだ。その内容の一部を以下に紹介する。
ファロン教授はプーチン氏に関係した全ての情報に目を通し、また彼の自叙伝の内容やロシアについての専門家とも接触して至った結論は、プーチン氏はサイコパス(精神病質者)だ、ということを明らかにしている。
実際、彼の自叙伝は嘘で満たされていると言及している。幼年期のことを偽っているというのは正にサイコパスがやる典型的な例だとした。プーチン氏は自叙伝によると、彼の両親の元サンクトテペルスブルグで育ったと言及している。実際はそうではなく、彼の本当の母親はジョージア出身で既婚していたが、愛人のロシア兵との間に生まれた子供だ。その後、幼少のプーチン氏は厳しい環境下にあった彼の祖父母の元に送られたということだ。
また、プーチン氏は暗殺の指示者であるという陰が常に付きまとっている。数年前にも、このプーチン氏の実の母親にインタビューしようとした二人のジャーナリストが不審な状況下で死亡しているのもそのひとつだ。同様にこの実の母親も殺害の対象にされたこともあった。更に、プーチン氏は幼少の頃から性的虐待も受けた。
良く女性が伴侶を毒殺するケースがあるが、彼は敵を毒殺するのを好む人物だ。サイコパスであるが故にそれが抵抗なくできる。