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カツオノエボシが起こした事件
カツオノエボシの被害を避けるには

カツオノエボシが起こした事件

カツオノエボシは、行楽シーズンに到来してしまうことから、刺される観光客が多くなっています。

多くの場合は、痛みや腫れなどの症状で済みますが、海外等では稀に死亡例もあるようです。

また、身体の小さい動物、つまり子供やペットの場合は致命傷になることもあるため、注意しなければなりません。

海の危険生物カツオノエボシの魅力|刺されたときの対処法も紹介
(画像=海水浴にはしゃぐ若者達 / Credit: GAHAG、『ナゾロジー』より引用)

カツオノエボシに関わらず、毒や薬の効果というのは、その量に対し、接種する生体の身体が小さい程、効能が大きくなります。

効能が大きすぎる=作用しするぎる=毒性が高いとなることから「子供や女性はか弱く、守るべき」というセオリーは正しいのです。

2021年5月頃には、動画投稿SNSサイト「TikTok」で、カツオノエボシを舐めるパフォーマンスを披露したユーザーがいました。

その男性は、勿論運営局から厳重注意を受けることとなりましたが、カツオノエボシが個性的であるが故に標的となってしまったのでしょう。

カツオノエボシの被害を避けるには

それでは、そもそも被害にあわないためにはどうすれば良いのでしょうか。

・見た目が綺麗でも近づかない。特に、子供に事前に注意喚起しておく。
・クラゲ除けローションを事前に肌に塗っておく。
・肌を露出しない。(ラッシュガード、厚手の手袋の着用)
・海岸にものが漂着しやすいため、台風のあとの海辺に気を付ける。
・対面したら、物理的な刺激を与えない。
・カツオノエボシが死んでいても、刺激を与えていけない。
(弱体化や生死に関わらず、刺激を受けると毒針が発射されるため)

などが挙げられます。

海の危険生物カツオノエボシの魅力|刺されたときの対処法も紹介
(画像=ラッシュガードを着た人 / Credit: AC、『ナゾロジー』より引用)

刺された後の症状の重篤さには個人差がありますし、刺された傷は一生消えないこともあるため、まずは刺されないように注意したいものです。