目次
「SEO」と「UX」の関係性
・UXとは?
・SEOにおけるUXの重要性
SEO対策に対するUXの改善方法
・ユーザーの観覧行動を優先してページを構築する
・ページの扱いやすさ
・ページの読み込みスピードの改善
「SEO」と「UX」の関係性
SEOを語る上で、重要な関係性を築くものに、「UX」の存在が挙げられます。UXはSEOに影響を与えるものと言われWeb市場では認知を拡大しています。
ここからは、「SEO」と「UX」の関係性についてご紹介していきます。
UXとは?
「UX(ユーザーエクスペリエンス)」とはUser Experienceの頭文字を取り、日本語に訳すと「ユーザー体験」を意味します。簡略にご説明すると、「サービスを通して得ることのできる体験」を表わします。
また、UXに似た言葉で「UI(ユーザーインターフェイス)」という言葉も存在します。こちらは、デザイン性や機能性にフォーカスし、それらによって得られる体感や満足感などを
表現するものだと認識すると良いでしょう。UXを継続して改善していくことにより、Web利用ユーザーには、便利で使いやすいサイトと認識されるようになります。このようなことからWebサイトを運営するには必要不可欠な重要な要素を担っているといえるでしょう。
SEOにおけるUXの重要性
近年は、SEOへの認知が拡大してきたこともあるので、実際に目にした経験がある方もいると思いますが、Googleが公表している「Googleが掲げる10の事実」というものが存在します。
蓋を開けてみると、面白い内容が盛り込まれていますが、その中に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という文言が存在します。この思考はUXそのものに当てはめて考えることができるのです。
ユーザーの満足度を表わし、SEOに影響を及ぼす指標に「離脱率・直帰率・サイト滞在時間」といわれるものが存在します。SEOに関係するこれらの指標の数値を改善するためにUXは多少なりとも影響を及ぼす可能性があるのです。
Googleの評価基準にUXの直接的な関与がどのように影響を及ぼすのかは、定かではありませんが、UXを継続的に改善していくことにより、SEOに関連するさまざまな要素も改善される特徴があります。このようなことから、Web市場では最終的にUXがSEOに少なからず影響を及ぼすであろうという意見が散見されている状態であります。
SEO対策に対するUXの改善方法
前述の通り、UXはSEOに少なからず影響を及ぼす可能性が高いと考えられますが、具体的にどのような施策の実施が効果を発揮するのでしょうか?
ここからは、SEO対策に対するUXの改善方法についてご紹介していきます。
ユーザーの観覧行動を優先してページを構築する
UXの改善で重要視されるポイントとして、ページを構成するためのデザイン性が挙げられます。Web利用ユーザーや検索エンジンにページの重要なテーマを伝えるために、HTMLでマークアップする見出しタグである「hタグ」に応じ、見出しのテーマを区別することにより、実際にユーザーがどの情報を観覧しているのかを判断し、把握する場合に重要な役割を果たします。また、表示するテキストの書体、サイズ、行間、使用する色などを適切に選択することにより、ページを観覧する際にユーザーへストレスを感じさせないことも重要な要素です。
テキストばかりのページであれば、ユーザーは不快に感じる場合もあり、観覧を止めてしまうようなことも発生するのです。このようなことを回避するためにも、画像や映像と言われるクリエイティブを効果的に配置することも心掛けたいポイントです。
ページの扱いやすさ
UXの改善においてデザイン性に特化して物事を考えてしまいがちでありますが、サイトの機能性の改善についてもフォーカスする必要があるのです。簡潔にご説明すると「ページの扱いやすさ」ということになります。UXの改善をお考えであれば「扱いやすさ」についても改善の余地がないか検討してみてください。
例えば、「目次・TOPページへ戻る・カテゴリ一覧」などの案内を組み込むことで、Web利用ユーザーがストレスを感じることなく、目的とするコンテンツへ移動しやすくなります。また、実際のページ内で、関連性が高いと思われる場所に「関連記事」のリンクページを組み込む対応なども有用性の向上に効果を発揮するでしょう。
このようなことを実施することで、ページの扱いやすさだけに寄与することなく、ユーザーがサイト内を滞在する時間を伸長させることにも繋がるため、SEO対策に直結するということになります。
ページの読み込みスピードの改善
ページの読み込みスピードの改善に関しては、どちらかというとSEOの領域として捉えられますがUXを向上させるための手段でもあります。インターネット回線が安定的に整備されている現在は、少しでもページの読み込み速度が遅いと、ユーザーに判断されると、ストレスに感じるWeb利用ユーザーが多く存在し、サイトから離脱してしまう可能性が強まります。このようなことは、SEOに直接的に悪影響を与えてしまうのです。
ページの読み込みスピードに影響しやすいといわれる、画像や動画を組み込む際には、必ずデータを圧縮することを覚えておきましょう。