写真が販売できるストックフォトサービス7選
1. PIXTA(ピクスタ)
PIXTAは、写真・イラスト・動画の素材販売サービス。約38万人ものクリエイターが登録しており、素材ダウンロード数はなんと約85万件にものぼります。
PIXTAの魅力は、利用する上での注意点や売れる素材を作るためのポイントなどをまとめた「PIXTAガイド」が充実していることです。まったくの初心者でも、ガイドを参照すれば、ひとりで始められます。
なかでも、PIXTAガイドの「今取り組むのはコレ」の連載がおすすめ。月ごとに需要の高い写真テーマを発信しているので、市場調査をする手間が省けます。また2〜3ヶ月後に人気がでる写真について教えてくれるため、時間に余裕を持って、写真を準備することも可能です。
サービス名 | PIXTA |
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運営会社 | ピクスタ株式会社 |
販売価格 (ロイヤリティ率) | 【販売価格】 640×480px :550円 2400×1500px:1,980円 3200×2400px:3,630円 5200×3900px:5,500円 【ロイヤリティ率】 一般:22%〜42% 専属クリエイター:30%〜53% 人物専属クリエイター:42%〜58% |
2. Adobe Stock(アドビストック)
Adobe Stockは、『Photoshop』を提供しているAdobeが運営しているストックフォト売買サービスです。日本向けのサービスと異なり世界中の人が利用しているため、写真数、ダウンロード数ともに多いのが特徴です。
Adobe Stockの嬉しいポイントは、『Lightroom Classic CC』や『Bridge CC』からも直接作品をアップロードできること。写真の加工から投稿までひとつのソフトで済むため、スムーズに作業が進みます。普段からAdobeを使っている方は検討したいサービスです。
サービス名 | Adobe Stock |
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運営会社 | アドビ株式会社 |
販売価格 (ロイヤリティ率) | 販売価格の33% |
3. iStock(アイストック)
iStockは、国際的に展開する素材販売サービスです。利用者はなんと約200カ国・150万人以上。毎週2億円以上のロイヤリティがフォトグラファーに支払われている、大規模なサービスです。
写真をアップロードするフォトグラファーは「コントリビューター」と呼ばれ、非専属/専属コントリビューターに分けられます。非専属と専属では、写真がダウンロードされた際に発生するロイヤリティ率が異なり、専属の場合はダウンロードされた数だけロイヤリティ率が上がる仕組みになっています。専属コントリビューターになるには、作品審査を通過する必要があります。
iStockでは「市場が求める作品テーマ」を提供しているため、効率的に作品のインスピレーションを得ることができます。写真を販売する際は、公式アプリの『Contributor by Getty Images』を利用する必要があるので、あわせてチェックしてみてください。
サービス名 | iStock |
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運営会社 | ゲッティイメージズ ジャパン株式会社 |
販売価格 (ロイヤリティ率) | 非専属コントリビューター:15% 専属コントリビューター:25%〜 ※専属コントリビューターはダウンロード数に応じて、ロイヤリティが上昇 |
4. 写真AC
写真ACは、日本の素材配布サービス。会員制のサービスで、700万人もの利用者がいます。写真やイラスト投稿者向けの『ACblog』を運営しており、写真を撮るためのポイントや写真ACサービスの効率的な使い方を紹介しています。
日本発のサービスなので、説明が豊富なのが初心者にも嬉しいポイントです。また、AIによる自動画像補正ができる『ACbeautify』を無料で提供。「写真加工・編集ソフトを使う自信がない……」という方にもおすすめです。
サービス名 | 写真AC |
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運営会社 | ACワークス株式会社 |
販売価格 | 人物写真以外:3.25円 人物写真:11円 ※ 5,000円以上から換金可能 |
5. Shutterstock(シャッターストック)
Shutterstockの特徴は、作品を投稿するときの機能が充実していること。画像の推奨ワードが自動で出るだけでなく、複数のアイテムに情報をまとめて追加することも可能。作品の「承認待ち」や「承認済み」などのステータスがひと目でわかる機能もついているため、管理の手間が省けます。
多数のファイルをアップロードしたり、継続的に写真を投稿したりしながらの利用を検討している方にぴったりなストックフォトサービスです。またモバイル上のブラウザだけでなく、アプリからでも簡単に投稿できるため、スキマ時間に対応できるのも魅力的なポイントです。
サービス名 | Shutterstock |
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運営会社 | Shutterstock, Inc. |
販売価格 (ロイヤリティ率) | 15%〜40% ※ 写真の画像ライセンス数に応じて上昇 |
6. photolibrary(フォトライブラリー)
photolibraryで投稿できるのは、一眼レフで撮影した写真のみ。スマホやタブレットでの画像登録ができないなど制限もありますが、販売価格が自分で設定できるという、他サービスにはないメリットがあります。また販売価格の40%〜60%が支払われるなど、クリエイターが受け取れる報酬自体も高めに設定されています。
ヘルプページや撮影時のポイントをまとめた資料などがシンプルにまとめられているため、安心して始められます。
サービス名 | photolibrary |
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運営会社 | 株式会社フォトライブラリー |
販売価格 (ロイヤリティ率) | 販売価格:100円〜5,000円 支払い率:45%〜65% サイズごとに自分で価格設定が可能 |
7. Snapmart(スナップマート)
Snapmartは、スマホで撮影した写真を販売できるアプリです。一眼カメラを使う必要がないため、始めるハードルが低いのが特徴です。出品方法は、タグ付けして写真を販売できる「マーケットプレイス」と決められたテーマに沿った写真を投稿する「企業からのリクエスト」の2つです。
報酬は、販売価格 × 報酬率で算出されます。報酬率はユーザーランクに応じて変動するため、ユーザーランクを高めるのがポイント。なお「本人確認書類を提出」「コンテンストに3回以上応募する」「出品作品が10枚以上売れる」などの条件をクリアしていくことで、ユーザーランクは上がっていきます。
サービス名 | Snapmart |
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運営会社 | スナップマート株式会社 |
販売価格 (ロイヤリティ率) | 販売価格 × 報酬率 【販売価格】 Sサイズ(長辺800px):330円〜(税込) Mサイズ(長辺1500px):550円〜(税込) 原寸大(長辺1,501px以上):1,320円〜(税込) 【報酬率】 30%〜60% ※報酬率は、ユーザーランクに応じて変動 |
おわりに
今回は、写真を販売する副業についてご紹介しました。
趣味として写真を突き詰めていた方も、自分のスキルを副業に活かすことができるはずです。ぜひ挑戦してみてください。
(執筆:mozuku 編集:少年B)
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