まとめ
今回の発達検査では、自分が確信していた発達障害という特性そのものを発見することはできず、当初の意図と異なる結果とはなりました。
しかし、自分としては非常に大きな学びがあり、今後の人とのコミュニケーションの取り方、ひいては大袈裟に言えば、生き方そのものにも関わるような、世界の見方の転換があったように思います。
これはN=1の僕の体験に過ぎませんが、もしかしたら同様の生きづらさを抱える方々にとて、こうした発達検査を受け、自分の特性を知ることが、ある種の支えとなったり、前進していくための灯りになったりするかもしれない、と思いました。
僕の場合は、費用は2万円ほどかかり、最初の受診、検査、検査結果を聞く、ということで3回ほど精神科のクリニックに行かねばならないという手間はありますが、それに見合う学びと洞察が得られました。
僕の体験が、皆さんに少しでもお役に立てたら、と願ってやみません。
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のnote 2021年12月31日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹noteをご覧ください。
文・駒崎 弘樹/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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