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蒲生氏の菩提寺である信楽院
イノシシがお迎えしてくれる馬見岡綿向神社

蒲生氏の菩提寺である信楽院

渡来人から戦国武将まで 歴史ロマンあふれる近江国日野を巡る
(画像=『たびこふれ』より引用)

日野町の町並みの東端にある信楽院は蒲生氏の菩提寺です。浄土宗の寺院で奈良時代前期、聖武天皇の勅建と伝えられています。

滋賀県指定の文化財にもなっている本堂の天井には、日野出身の画家高田敬輔(たかだけいほ)作の巨大な竜が荒れ狂うさまを描いた「雲竜」や​​周囲に八大龍王、韋駄天、飛天図を描かれた見事な水墨画が見られます。

渡来人から戦国武将まで 歴史ロマンあふれる近江国日野を巡る
(画像=『たびこふれ』より引用)

そのほか、蒲生貞秀や定秀ゆかりの品や、蒲生氏郷が初陣の際着用したと伝えられる甲冑、氏郷の遺髪塔と伝えられる石塔等が伝えられています。

渡来人から戦国武将まで 歴史ロマンあふれる近江国日野を巡る
(画像=『たびこふれ』より引用)

週末などは、音楽イベントなどを行われており、地元の人にも愛されているようです。

イノシシがお迎えしてくれる馬見岡綿向神社

渡来人から戦国武将まで 歴史ロマンあふれる近江国日野を巡る
(画像=『たびこふれ』より引用)

馬見岡綿向神社(うまみおかわたむきじんじゃ)は、蒲生郡日野町の東にそびえる綿向山の山頂に祀られている大嵩神社の里宮です。出世開運の神と崇められ、中世には蒲生氏の、江戸時代には日野商人や町衆の厚い信仰を集めていたといわれています。

その創建にはイノシシが関わったという伝承が残されていることから、イノシシがあちこちで見られます。イノシシ年には多くの人が参拝に来るらしいですよ!

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(画像=『たびこふれ』より引用)

六角形で火袋(かたい)に散蓮華(さんれんげ)を刻む鎌倉時代の石灯籠、江戸時代に日野商人が寄進したという立派な石灯籠や石橋、「千両松」と書かれた石碑と共に1本の松が植えられていたりと、見所がいっぱい。

年代物の「楠木正成とその子正行桜井の別れ」像もあります。戦前まで日野小学校の校庭に置かれていたものを、戦後この境内に移されたそうです。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

「日野祭」は、馬見岡綿向神社の春の例祭。850年以上の歴史を持つ日野で最も大きなお祭りです。その山車の倉庫の扉が開かれ、豪華絢爛な山車を公開されていました。

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(画像=『たびこふれ』より引用)
  • 住所:滋賀県蒲生郡日野町村井705
  • TEL:0748-52-0131