牛島へのアクセス
穴場の瀬戸内の魅力1:牛島の猫と見どころ
穴場の瀬戸内の魅力2:室積海商通りと普賢寺
穴場の瀬戸内の魅力3:風力発電の風車が間近に上盛山展望台
穴場の瀬戸内の魅力4:曳山博物館で見える伝承芸能の粋
穴場の瀬戸内の魅力5:重要文化財四階楼の個性的な姿
穴場の瀬戸内の魅力6:上関海峡温泉 鳩子の湯でゆったりと
穴場の瀬戸内のショッピング:道の駅 上関海峡
穴場の瀬戸内のグルメ:海商通りのささ乃や
穴場の瀬戸内はとにかく絶景が目白押し
穴場の瀬戸内の魅力4:村上水軍の歴史が残る上関城山歴史公園

長島にある上関城山歴史公園は、毎年3月に咲く河津桜が有名な公園です。それ以上に、ここにはかつて上関城(かみのせきじょう)というお城がありました。築城したのは村上水軍の一族で、芸予諸島を本拠地にした能島村上氏の村上吉敏です。室町時代というだけで詳しい築城年代は不明。
ただ文献上には1551(天文20)年に大内義長が将軍家に米を送るための船を宇賀島水軍の警護を受けて航行したが、通行税を払わずに航行したために迎撃したという記録が残っています。

上関城跡は、平成10年に発掘調査が行われたのち公園になりました。公園内の周辺には、河津桜が植えられ中心部には、冠木門や物見台が設置されています。また小高い山の上にあるため海の様子も一望可能。かつての水軍が海の様子を眺めていたかのように瀬戸内を眺めてみましょう。
穴場の瀬戸内の魅力5:重要文化財四階楼の個性的な姿

長島から上関大橋を渡り室津半島側に戻ると、ひときわ変わった建物があります。これは四階楼(しかいろう)と呼ばれる建物。国の重要文化財に指定されています。
四階楼は1879(明治12)年に汽船宿として建てられました。後に旅館となり、1991年まで営業していました。

寄棟造、桟瓦葺の木造四階建の建築物ですが、延べ床面積約160平方mと、それほど広い建物ではありません。また和洋折衷の造りとなっており、3階に唐獅子、4階にはステンドグラスと鳳凰の装飾が施されています。非常に奇抜なデザインですが、設計した人物は不明とのこと。不思議な建物なので、ぜひじっくりと見ておきたいところです。