本州の中国地方と四国に挟まれた瀬戸内海には、淡路島、瀬戸大橋周辺、しまなみ海道沿いなど、魅力的な観光名所が数多くあります。

しかしあまり名前が知られていないところでも、瀬戸内の美しい絶景が見られるスポットはいくらでもあります。今回はあまり知名度の低い穴場の観光地を回ってみました。光市室積にある牛島と熊毛郡にある上関の名所を紹介しましょう。

目次

牛島へのアクセス
穴場の瀬戸内の魅力1:牛島の猫と見どころ
穴場の瀬戸内の魅力2:室積海商通りと普賢寺
穴場の瀬戸内の魅力3:風力発電の風車が間近に上盛山展望台
穴場の瀬戸内の魅力4:曳山博物館で見える伝承芸能の粋
穴場の瀬戸内の魅力5:重要文化財四階楼の個性的な姿
穴場の瀬戸内の魅力6:上関海峡温泉 鳩子の湯でゆったりと
穴場の瀬戸内のショッピング:道の駅 上関海峡
穴場の瀬戸内のグルメ:海商通りのささ乃や
穴場の瀬戸内はとにかく絶景が目白押し

牛島へのアクセス

穴場の瀬戸内観光地!光・室積の沖合にある猫の島「牛島(うしま)」と水軍のふるさと上関を探訪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

牛島へのアクセスですが、公共交通の場合はJR光駅を目指します。新幹線の場合は、広島駅もしくは徳山駅から在来線に乗ります。新岩国駅はかえって乗り換えが煩わしくなるので注意してください。光駅からは、室積公園口行きのJRバスに乗ります。

また広島側から向かう場合は、柳井駅からも室積方面を経由するバスが出ていますが、本数が限られているので注意しましょう。室積半島のつけに根にあたる室積バス停から牛島行きの船が出ている室積港まで歩いて5分です。

穴場の瀬戸内観光地!光・室積の沖合にある猫の島「牛島(うしま)」と水軍のふるさと上関を探訪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

牛島への船便は1日3便しかありません。室積港10時発、もしくは14時発の船に乗らないと日帰りできませんので注意しましょう。このときは室積港10時発の船に乗り込みました。

定刻時間に出航した「うしま丸」は右手に、室積半島の付け根「象鼻ヶ崎」を見ながら、瀬戸内の沖合を売島の方向に向かいます。天候はよくなかったので、瀬戸内の海も少し荒れましたが20分で予定通り牛島の桟橋に到着しました。

穴場の瀬戸内の魅力1:牛島の猫とみどころ

穴場の瀬戸内観光地!光・室積の沖合にある猫の島「牛島(うしま)」と水軍のふるさと上関を探訪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

牛島からの帰りの船は12時30分発で、2時間強の時間ですが、牛島は小さな島なのでそのくらいの時間があれば十分回れます。

最初に室町時代中期1549(天文18)年創建の歴史を持つ牛島八幡宮を目指して、右方向の道を進みました。するとどこからともなく猫が現れました。

猫の数はどのくらいいるのでしょう。ざっと数えても20匹の猫が付いてきました。野良猫だと思われますが、かつて牛の放牧があったため牛島になったのに、今ではまるで猫島になったかのようです。

穴場の瀬戸内観光地!光・室積の沖合にある猫の島「牛島(うしま)」と水軍のふるさと上関を探訪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

牛島の港から右の端に牛島八幡宮があります。八幡宮にはある伝承が残っており、島にたびたび妖怪が現れたとか。そこで守護神として八幡宮を安置したそうです。

次に牛島港の左側反対方向に行ってみましょう。牛島八幡宮周辺では後をつけてきた猫ですが、港まで戻ると不思議なことが起こります。足をぴたりと止めてそれ以上ついてきません。

猫たちも行動するエリアが決まっているようです。

穴場の瀬戸内観光地!光・室積の沖合にある猫の島「牛島(うしま)」と水軍のふるさと上関を探訪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

牛島の左側には、2004年に日本土木学会選奨土木遺産に選ばれた藤田・西崎の波止があります・西崎の波止は1887年、藤田は1892年に私費を投じて作られた波止場は、今でも漁船やうしま丸で使用中。

2006年には未来に残したい漁業漁村の歴史文化遺産百選にも選ばれています。

また牛島の集落から島の上に上がる道がありました。この先、山を登ると全長約900mの長さのある平茂海岸があります。今回はそこまでいかず、高台から見える風景を眺めました。