心理カウンセラーに興味があるものの、具体的にどのような仕事をしているのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、カウンセラーの仕事内容ややりがい、年収、資格などをご紹介します。資格によって働き方が異なるカウンセラーの働き方について詳しく説明しているので、将来カウンセラーとして働きたい人はぜひ参考にしてください。
カウンセラーとは?
そもそもカウンセラーとはどのような職業のことをいうのでしょうか。
カウンセラーとは、一般的に「心理カウンセラー」のことを指します。
具体的には、悩みを持っている人に対して相談に乗り、苦しんでいる人がその状況を解決したり、自分が苦しんでいる原因や状況を理解したりすることを助ける人のことをいいます。
心理カウンセラーを名乗るためには、資格は必要ありません。しかし、公認心理師のような国家資格があるほどカウンセリングは知識や技術が必要なものです。
心理カウンセラーになりたい人は、心理カウンセラーの多くは資格を持ち信頼を得ていることを覚えておきましょう。
カウンセラーの仕事内容
心理カウンセラーが具体的にどのような仕事をしているのか気になる人もいるのではないでしょうか。
カウンセラーの主な仕事内容は、「傾聴」することです。
傾聴とは、ただ話を聞くだけではなく、相手の立場に寄り添って相手を理解しようと努め、相手の話を否定せず相手の自己理解を促進させることをいいます。
カウンセリングの巨匠「カール・ロジャーズ」は以下のように言っていました。
「人間には成長に向かっていくための資源や回復するための能力が潜在的に備わっており、(そういう資源や力が元々備わっているのだから)その人がどうしたいのか、どう在りたいのか、というのはその人自身が一番知っている」
引用:人間科学研究所
人間は心の中にすでに持っている答えに気づかなかったり、意図的に無視してしまったりしています。つまり、カウンセラーは相談相手の話を傾聴することで、その人の中にある生き方の答えを提示する助けを行います。