目次
③夏と冬で切り替える「エアクリーナー」
④シーマの「加湿器」
③夏と冬で切り替える「エアクリーナー」
スズキ ジムニ―に搭載の、夏と冬で空気の取入れ口を切り替えるレバー付のエアクリーナー。正式にはエアクリーナーエレメントやエアフィルターといいます。
吸い込んだ空気のごみをキャッチしてエンジンに送り込む部品で、不織布等の濾材で吸い込んだ空気に含まれる粉塵などを分離し、きれいな空気を送るために使用。
夏と冬では外気温や湿度が異なるため、気温15〜20度を目安に、夏場はフロントグリル付近からフレッシュエアを、冬場はアイシング防止のためエキゾーストマニホールド付近からあたためられた空気を取り入れるものでした。
④シーマの「加湿器」
バブル時代に発売され、シーマ現象なる言葉も生み出した初の3ナンバー専用ボディを持つ国産高級車に位置づけられる日産シーマ。こちらのY31シーマやY31セドリック・グロリアの上級グレードにオプション設定されていた車内用加湿器です。
フロントセンターコンソールの後ろに装着されるもので、乾燥する冬などに重宝したこの加湿器。当時のカタログには「暖房、冷房による車内の空気の乾燥を加湿することにより、潤いのある空間をつくります。モイスチャーコントロール(Moisture Control)とも呼びます。」と紹介されていました。