目次
大学中退者にとって編入は就職活動に影響するのか
大学中退者が編入学試験を受験する際にやるべき対策
大学中退者にとって編入は就職活動に影響するのか

大学中退者が他大学に編入すると、就職活動においてどのような影響があるのでしょう。
では、大学を中退した人が他大学へ編入したことが就活に及ぼす影響について解説していきます。
学歴が大学中退から大卒に変わる
編入して他大学を卒業すれば、最終学歴は「大卒」になります。
就職活動において、大学中退者はネガティブなイメージで不採用になることも少なくありません。
大学中退者は、就活の際に様々な壁にぶち当たります。
・中退というだけの理由でエントリー付加
・書類選考を通過できない
・面接で中退理由を説明できない
しかし、大卒の学歴さえ持っていれば最初からこれらの難関に悩むことはありません。
明確な目的を持った編入はプラスに働く
他大学への編入が「明確な目的」があったとすると、就活でプラスに作用することもあります。
就職活動をしていく中で、大学中退から他大学へ編入したことに対して企業が理由を聞いてくることがあります。
しかし、「目的を持った中退、編入」であれば、逆に良い印象を与えられるので心配ありません。
単位取得に追われて就職活動が普通よりも忙しくなる
仮に一般的な3年次編入をしたなら、3年生は単位の取得に追われて普通より就職活動が忙しくなります。
編入後は単位取得はもちろんのこと、将来を見据えた就職活動にも力を入れなくてはいけません。
就職活動はやることが何かとたくさんあり、編入した人はかなり忙しくなるでしょう。
・企業のリサーチ
・履歴書の作成
・面接や筆記試験の受験
編入後の単位取得や就活の忙しさも含めて、編入するべきかを判断しなければいけませんね。
大学中退者が編入学試験を受験する際にやるべき対策

大学中退者は他大学に編入しようとするとあらかじめ準備しておかなければならないことがあります。
この章では必ず必要な準備を8つの項目に分けて紹介します。
編入学したい大学を決める
まずはどの大学に編入したいのかを決めましょう。
大学選びのポイントは以下の通りです。
・どのようなスキルを身につけたいのか
・卒業後に目指す職種は何か
・編入の条件を自身が満たしているか
大学によって編入試験を受けることができる条件は微妙に異なります。
あなた自身が目指せる大学を絞り込んだ上で、どこの試験を受けるか選ぶと良いでしょう。
編入学試験の試験科目を確認する
編入希望先の大学が決まったら、次に確認すべきは試験内容です。
試験科目は大学毎にHPで調べることができ、学部ごとのチェックも忘れずに行いましょう。
例えば学習院大学文学部の編入試験の詳細を見ようとする際には、
1. 学習院大学のホームページを見る
2. 入試情報→入試概要→編入学
3. 文学部の学生募集要項を確認
このようにして見ていくと、必要な単位数やその他条件を詳しく確認できます。
編入したい大学の授業で使われている教科書を確認する
編入の際に受験する筆記試験は基本的に、専門科目と英語の2種類です。
特に専門科目においては編入時にすでに1年と2年で学ぶ内容を理解しておく必要があるケースが多いです。
そのため、編入したい大学の授業で使用されている教科書を使って勉強する必要があります。
それぞれの大学の入試対策の参考書はあっても、編入試験に特化した参考書はほぼありません。
入試対策の参考書だけでは編入試験に不十分である場合も多いため、教科書を確認しましょう。
編入したい大学の過去問を確認して試験範囲を確認する
編入試験に関しては過去問が本屋などで市販されていることがほぼありません。
下記のいずれかの方法で入手する必要があります。
・大学から郵送で取り寄せる
・直接大学に出向き入手する
しかしながら編入の筆記試験対策に過去問はとても有効です。
どのような問題が過去に出題されたかを見ることにメリットがあります。
・出題傾向を理解できる
・出題範囲がわかる
一度過去問を解いて難易度を掴む
過去問を入手したら、実際に問題を解いてみてその難易度を掴んでおくことも必要です。
実際に解いてみることで、難易度を感覚的に理解することができます。
過去問は一度解いてみた後に、分からなかったところを強化していくことができます。
本番さながらの気持ちで過去問を解いてみて、自分の苦手分野を把握しましょう。
試験までの期間の5分の3を基礎固めに使う
大学の編入試験は難易度が高いイメージがありますが、専門科目試験の難易度は基礎レベルである場合は少なくありません。
しかし、難易度は受験する学部や学科や大学自体のレベルによって大きく異なります。
ですが、全体に共通して「基礎が肝心」であることは確かです。
つまり、試験対策に関しては「基礎固め」に注力するのが最も効果的です。
試験までに残された期間の「5分の3」を基礎固めに使う気持ちで取り組むのがおすすめです。
改めて過去問を解いて差分を確かめる
基礎固めを強化的に行い、苦手分野の強化に努めたら、もう一度過去問を解いてみましょう。
・ミスを克服できているかを確認
・問題に慣れてきているかを確認
実際、過去問と似たような試験内容が出題される可能性はとても高いです。
この段階で過去問をすらすらと解けるようになっていれば、きっと本番も乗り越えられるはずです!
最初に過去問を解いた時との感覚や結果の比較のために、再度過去問を解くことはとても大切です。
分からない範囲を残りの5分の2の期間で徹底的に対策する
基礎固めをした残りの5分の2は「自分が苦手だな、これは分からなかったな」と感じている部分にあてましょう!
つまり、苦手分野の克服にあてる時間が5分の2となります。
当たり前ではありますが、「すらすらと解ける問題」を何度もトレーニングする必要はありません。
苦手な部分を洗い出し、その項目を強化する時間をきちんと確保しましょう。
これで筆記試験はしっかり対策できるはずです。