目次
他大学に編入するための条件
大学編入試験はどんな内容なのか
他大学に編入するための条件

中退者が他大学に編入するには、何が必要なのでしょう。ここでは他大学に編入するための条件に注目しました。
・入学できる学年
・編入に必要な単位と在籍期間
・他に必要になる可能性がある資格
以上の3つの項目ごとに細かくみていきましょう。
入学できる学年
編入学には、2年次編入、3年次編入、4年次編入があります。
しかし、多くの大学が3年次編入を採用しています。
そのため、編入するには大学1、2年次を修了した人もしくは、修了する見込みがある人が受験するケースが多いです。
しかし、各大学によって細かな条件は異なるため、目指す大学の条件を事前に調べる必要があります。
必要な単位と大学在籍期間
編入に関しては文部科学省によりルールが定められています。
大学への編入学は、法令上以下のいずれかに該当する方にのみ認められます。
・専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上であるものに限る)を修了した者(法第132条)
・修業年限が2年以上その他の文部科学大臣が定める基準を満たす高等学校専攻科修了者(学校教育法施行規則第100条の2)
出典:文部科学省ホームページ「大学への編入学について」参照
この他に条件が設定されている大学もあるので、事前の確認が必要です。
英語の資格取得が必要な場合がある
他大学に編入するにあたり、英語の資格取得が必要なケースもあります。
資格として最も一般的なのはTOEICです。
TOEICのスコアの目安
・600点以上
・難易度の高い大学であれば700点・800点以上
例えば名古屋大学経済学部第3年次編入学生募集要項には以下の記載があります。
TOEICまたはTOEFLを2016年10月4日以降に受験し、次の得点を取得していること。
- TOEIC:590点以上
- TOEFL-PBT:500点以上
- TOEFL-iBT:61点以上
- TOEFL-CBT:173点以上 出典:2019年度名古屋大学経済学部第3年次編入学生募集要項
英語が苦手であればなるべく早い段階から対策方法を探し、準備をしっかり進めていきましょう。
大学編入試験はどんな内容なのか

大学編入試験には、2種類の試験が存在します。
・筆記試験
・面接試験
この章では、筆記試験の難易度と面接のポイントについてまとめていきます。
この章の注意点
3年次大学編入する場合の大学編入試験内容を解説
3年次編入の筆記試験の難易度は大学3年次終了レベル
3年次の大学編入の筆記試験の難易度は大学3年次終了レベルです。
その場合3年までに学習するレベルの内容はしっかりと理解しておく必要があります。
編入時の筆記試験の内容は「専門科目+英語」となっており、ポイントは以下です。
・に関わりのない科目の出題がない
・難関大学ほど試験の難易度が上がる
・専門科目に関する深い知識が問われる
・正答率は7割から8割が合格基準(目安)
試験科目は減りますが専門性がより問われるため、入念に対策をとっておく必要があります。
面接では志望動機が最重要視される
一方、面接においては志望動機が最も重要視されます。
- 編入時の面接時によく聞かれる質問
- ・大学・学部の志望理由
・大学卒業後の進路
・大学で研究したいこと
・以前の大学生活で重要視したこと
これらの項目についてはほぼ確実に聞かれることが多いため対策が必要です。
「この大学でしか叶えられないこと」をしっかりと回答に盛り込みましょう!