料理研究家のやりがい
料理研究家は、三大欲求の食欲に関わる仕事だからこそ、功績を残せれば多くの人に喜んでもらえる仕事です。
例えば、「〇〇さんのレシピで料理を作ったら褒められた」「〇〇さんのレシピが美味しかった」のように褒められると、人に役に立った気持ちになりやりがいを感じるでしょう。
華やかなイメージの裏で地味な作業や何度も同じ料理を作る大変さはありますが、誰かの笑顔になると思ったら頑張れる料理研究家は多いです。
また、レシピを公開することで、自分と同じ料理が大好きな仲間に出会えることもあります。お互いに称賛し合いながら最高の一品を作り出すのも料理研究家が楽しいと思える瞬間です。
人気の料理研究家になると、自分をブランドとして売り出すことも可能です。例えば「栗原はるみ」さんの場合、企業と協力してクリームシチューやビーフシチューのルウなどを売っています。
参考:栗原はるみこだわりのシチュー|S&B エスビー食品株式会社
自分のレシピや調合を信頼して商品を買ってくれる消費者がいることにやりがいを感じるのではないでしょうか。
料理研究家の年収の目安・将来性
料理研究家という職業の明確な年収の調査はされていないので、具体的な年収はわかりません。
一口に料理研究家といっても、人気のある料理研究家からまだ頭角を表していない料理研究家までたくさんの人がいます。当然年収も変わってくるので、年収を上げるためにはメディアの出演や料理本、ブログなどに力を入れる必要があります。
平均年収jpによると、料理研究家の年収は約860万円(ネット口コミ統計)と書かれています。
誰もが知る人気の料理研究家になると、年収1千万円を超えることも夢ではありません。
参考:平均年収jp
料理研究家の将来性としては、新しい食べ物を考える「創造」の分野は人間にしかできないと考えられています。AIが料理研究家の仕事を奪うことは現時点では心配しなくてもよいでしょう。
第24回大学教育研究フォーラム シンポジウムによると、AIの将来性について以下のように発表されています。
「コンピュータ化が難しいのは、複雑なコミュニケーションを必要とする仕事や、柔軟で臨機応変の対応が求められる職種、創造的な知的活動が求められる役割。」
引用:人工知能に代替されない能力と その教育を考える
人間の考え方は人それぞれだからこそ、創造的な活動も異なるはずです。つまり料理研究家は、自分にしかできないことをなし得ることが可能な職業であるといえるでしょう。
また、人間の食べ物への考え方や裕福さが変わってくる中、料理研究家はその需要に沿った料理を考えることが望まれます。料理研究家は、この先も多くの人に望まれる仕事だといえます。