燃費・維持費は?

初代セラの燃費はAT車が10・15モードカタログ燃費で12.0km/L、5MT車は14.6km/Lとなっています。しかしカタログ燃費ではMT車が断然勝っているにも関わらず、実燃費ではAT車が勝るというケースが多いようです。

これはおそらくドライバーの問題で、AT車のセラに乗ろうと思う人は純粋に「雰囲気を楽しむ」方向でおとなしいドライブ。対してMT車の場合は、スポーツカーとして使ってしまう人が多く、激しいドライビングを行っていると思われます。

ただし、マニュアルミッションのギア比は、1.3LやスターレットNAと同じものが使われているため、MTでも若干燃費が伸びない作りになっていることは確かです。

誤解を恐れずに言ってしまえば、ガラス張りのガルウイングドア(バラフライドア)が目的で作られたクルマとも言えます。

中古相場について

1990年からの4年間しか製造されず、日本ではあまり需要の無い平凡な走行性能のコンパクトクーペ。しかも実用性が優れるわけでも無い特異なバタフライドアということで、販売台数はそう多くはありません。

しかし珍車扱いで注目度があり、生産終了からすでに26年が経過していることから、中古車市場ではレア車となっています。

それでは現在はプレミア価格がついているのでは…と予想しますが、大手中古車情報サイトによると、たった6台しか掲載されていないレア車にも関わらず、価格はわずか85~135.2万円(2020年6月16日時点)。珍車でかつ、プレミア性のあるレア車ですから、バーゲンプライスという見方もできます。

スターレットやタコツーのような実用車の部品で走行に必要な部分はいくらでも修理ができますし、動力性能に不満があればターボ化もできます。外装パーツを除けば修理にもまだそれほど不安はありません。比較的維持もしやすいでしょう。

ガルウィングという独特な特徴をもつトヨタ代セラ。多少実用性が劣っても、変わったクルマが欲しいと言うなら、オススメしたいクルマです。セラのような強い個性をもったクルマも今ではなかなかないので、他とは違うものを求める方にはぴったりなモデルです。

提供元・CarMe

【関連記事】
車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?