トヨタ セラのインテリアはどうなっている?

じつはガルウイングドアを持っていたトヨタ車。セラって、どんな車?
(画像=『CarMe』より 引用)

セラはガラス面積が大きいため、車内は丸見えになります。ステレオやスイッチなどインパネ部分は全体的に丸みのあるデザインを採用。見られることを想定してつくられているので、けっしておしゃれではないというわけではないのですが、エクステリアのインパクトを考えると、無難にまとまっている印象を受けます。

そして、このガラスエリアが大きいことでコクピットの頭上はオープンカーのような開放感もありますが、風を感じることはありません。

あまりにも広いガラス面積のため。陽光にはあぶられ寒い時は一気に熱が逃げるという特徴もあることから、車格に対して容量の大きいエアコンが搭載され、快適性を増す努力が行われています。

現代ならば紫外線を防ぐUVカットフィルムや、熱源である赤外線を防ぐIRカットフィルムなどを施工すれば、より快適な車内となるでしょう。

また、フロントシートはセミバケットシートが採用されており、ゆったりとしたスペースも確保されています。しかし、リアシート側にはフロントシートほどのスペースが用意されていません。そのため、4人乗り仕様ではありますが、リアシートは荷物を置くスペースとしての利用がメインと考えた方が無難です。

気になる⾛⾏性能は?

エンジンは、1.5L 直4DOHCの5E-FHEで、サイノスと同じ高出力型ハイメカツインカムです。とはいえ、最高出力110psと単なる実用エンジンには違いないので、走行性能に関して特筆すべきことはなにもありません。

そのため、セラをスポーティにしようとして、スターレット用4E-FTEターボエンジンから流用したタービンやインタークーラーを装着した「セラ・ターボ」へとカスタマイズするオーナーもいました。

ハンドリングに関しては、上部が重たいトップヘビー傾向があり、横転などを防ぐためにリアのロールセンターがサイノスより高められています。

その他は、あくまで雰囲気を味わうクルマのため、特別優秀、あるいは特徴があるわけでも無く、トヨタの普通のクルマとして普通に走ります。

ただし、ベースを同じくしているスターレットのパーツが多用できることから、チューニングは比較的容易です。