節税を考えるより稼いで税金を払う考え方がよい
「不動産投資が節税になる仕組み」の部分でも紹介したように、基本的には不動産所得で赤字が出ている場合のみ、給与所得から源泉徴収されている税金が赤字分控除されます。それを「節税」といっていることがほとんどです。つまり、節税という以前に赤字の状態なわけです。税金上では多少納税額が減っていたとしても、キャッシュフローベースでは逆にキャッシュアウトフローの方が多いともいえます。
そのため、不動産投資をすることで節税をするという考え方よりは、不動産投資をすることで収入の柱を作っていくという考え方の方が健全です。よほど儲かったら法人化を考えるという考え方はあります。そうでない場合は、不動産投資も含めてお金を稼いで税金を納めていった方が結果として手元に大きくお金が残ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。投資用の不動産を所有するということは、それだけで大きな資産を手に入れているわけで、納税してもトータルでは資産を増やしていくことになります。
不動産投資事業のために必要なものを購入し経費にするのであれば有益なことですが、おさめた税金が戻ってくるほどの効果が持続するかどうか難しい部分も多くあります。
とはいえ、収入を得るための道を本業以外で不動産投資に求めることは非常に有効な選択肢の一つです。節税を一生懸命考えるよりも不動産投資で稼ぐためにはどうするかということに頭を働かせ、不動産投資に向き合っていきましょう。
提供元・RENOSYマガジン
【関連記事】
・【2022年】アメリカの金融緩和で株価はどうなる? 日本への影響を証券アナリストが解説
・不動産投資の勧誘事例・禁止行為と知っておくべき5つの断り方
・元本確保型はNG!? 企業型確定拠出年金でのおすすめ配分や運用商品の選び方
・不動産投資とは?初心者が知るべきメリットや魅力、仕組み、運用方法、始め方
・不動産投資を失敗する理由。 初心者が陥りがちな7つの失敗事例と成功率を高める方法