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屋根の雨漏りの応急処置で注意すること
業者に雨漏りの応急処置を頼んだら?
屋根の雨漏りの応急処置で注意すること

テープの高さが1mでも、頭から落ちるなど当たりが悪いと後遺症が残ることがあって大変危険です。平屋の屋根だとしても高さは5m程度はあります。屋根からの雨漏りの応急処置には、十分な注意が必要です。
作業を一人でしては危険!二人で行う

屋根の構造を知らない人が屋根に登ると、別の屋根材を壊してしまい、新たな雨漏りの原因となる可能性があります。
また、高所での作業となります。プロの職人さんでも屋根から落ちてケガをする事故が多発しています。雨が降っているときや、少しでも不安な方、高所が苦手な方は、この工事をしないでください。
二人一組(一人が屋根の上、もう一人が地上にいる)で作業することで、お互いに助け合って屋根に上がり、怪我をした場合はすぐに助けを求めることができます。
自分で応急処置ができれば、安価で突然の雨漏りでも安心ですが、屋根から落ちてケガをしたり、新たな雨漏りを起こしたりして、結局は医療費や修理代がかさむことになります。これらの点を比較考慮し、自分で雨漏りを修理するか、業者が来るのを待つかよく考えましょう。
釘の使用はNG

アニメやドラマで、雨や嵐の時に窓や屋根に木材を打ち付けるシーンがありますが、現実にはやめておきましょう。なぜなら、修理のために打ち込んだ釘が釘穴となり、その部分から雨漏りする可能性があるからです。
雨水は小さな隙間から浸水することがあるので、室内に雨漏りがなくても天井付近が浸水してカビが発生することがあるので、釘打ちは絶対に素人がやってはいけない作業になります。
業者に雨漏りの応急処置を頼んだら?

応急処置にかかる費用は、雨漏りの原因や状態、程度によって大きく異なります。業者に依頼した場合、人件費がかかるので、応急処置の費用だけで2~3万円程度になります。
ただ、素人がやるよりも屋根の構造に詳しい人にやってもらった方が、うまく修理できるのは間違いありません。何より、自分が怪我をする心配がありません。
実際の作業の危険性だけでなく、作業にとられる時間や体力なども考慮すると、結局は業者に依頼した方が安く済む可能性もあります。応急処置はあくまで応急処置です。

水漏れの原因をきちんと調べることはできませんし、水漏れが再発する可能性も高くなります。自分でできる範囲で応急処置をした場合でも、その後できるだけ早く業者に依頼して、雨漏りの原因を究明し、根本的な修理をすることが必要です。
台風などの突風による雨漏りであれば、火災保険の一部を利用できる場合があります。基本的に住宅の瑕疵担保責任というものがあり、ほとんど費用をかけずに雨漏りの修理ができる場合があります。
特に築10年以内の住宅の場合は、火災保険が使えるかどうか、工務店や販売店に問い合わせてみるとよいでしょう。