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アドレスホッパーになる準備と注意点
アドレスホッパーに役立つサービス7選

アドレスホッパーになる準備と注意点

ここまでの内容を踏まえて、「やっぱりアドレスホッパーになりたい!」という方もいるでしょう。その場合はアドレスホッパーになってみるのも手ですが、無計画に始めると苦労が絶えないケースも想定されます。

そこで、ここからはアドレスホッパーになる事前準備と、その際の注意点について解説します。

ステップ1. アドレスホッパーとして働けるか確認する

まず、なんと言っても仕事がないと始まりません。とくにアドレスホッパーの場合、場所や時間を選ばない仕事に就かなければならないため、職種や職場との相性はよく確認しましょう。

アドレスホッパーの王道はフリーランスとして独立することですが、未経験でフリーランスになる場合は要注意。都心を離れる場合、人脈や案件などの面で地方フリーランスは苦労するケースが多いからです。

ステップ2. 実家との連携など「家や住所がなくなること」への準備をする

次にやるべきことは「家や住所がなくなること」への準備です。

この対策に実家を利用する人が多いと触れましたが、そのためには実家に事情を説明し、許可を得る必要があるでしょう。実家がない場合、実家との関係がよくない場合は、シェアオフィスの利用など別の手段を考えなければなりません。

ステップ3. クレジットカードやローン審査を事前に済ませる

住所がなくなると面倒になったり、難しくなったりする手続きは事前に済ませておきましょう。

各種補助金の申請やクレジットカード、ローンの審査などは、アドレスホッパーになる前の時点で必要性が薄くても、今後のことを考えて少しでも必要になりそうなら早めに行動しておくのが無難です。

ステップ4. 必要なものを選別する

最後、家を引き払って旅立つ前には「自分に必要なもの」を選別しましょう。必要なものは人によって変わってくると思いますが、すでにアドレスホッパーとして過ごしている方が実際に持ち歩いているものの実例は以下の通りです。

  • モバイルバッテリー(Anker PowerCore Fusion 5000)
  • モバイルバッテリー(iWALK)
  • 巻き取り式充電ケーブル
  • Clipa(クリッパ)
  • 財布
  • MacBook Pro 13インチ(普段は会社)
  • 衣類(Tシャツ3枚、下着3枚、靴下3枚)
  • 速乾タオル
  • 折り畳み傘
  • コサッシュ

引用:Studio Nomad

アドレスホッパーに役立つサービス7選

メリットが多い一方、かなりタフな暮らしを強いられるアドレスホッパー。しかし、昨今はその需要も高まっていることから、アドレスホッパー向けのサービスも数多くリリースされるようになりました。ここでは、アドレスホッパーに役立つサービスをご紹介します。

1. ADDress

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

定額多拠点コリビングサービスとして高い知名度を誇る『ADDress』。

登録されている全拠点に月額44,000円(税込)で好きなだけ滞在できます。家賃と考えればそこそこのお値段ですが、水道光熱費やネット代も含まれての総額なので、お得度はバツグン。各地の空き家をリノベーションする形で全国130か所以上に拠点を持っており、まさに暮らす場所を定めないアドレスホッパー向けのサービスです。

2. OFFICE PASS

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

日本経済新聞社が運営する定額制シェアオフィス使い放題サービス『OFFICE PASS』もアドレスホッパー向けのサービス。全国約300か所の拠点が使い放題になり、その中にはコワーキングスペースからシェアオフィス、さらにはホテルのラウンジまでが含まれています。

利用料は個人ユーザーで月額15,258円(税込)。快適な環境で働きたい方にはおすすめのサービスです。

3. HafH

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

『ADDress』と同じく、定額多拠点コリビングサービスの有名サービスです。特徴は、海外拠点にも力を入れているところ。世界36の国と地域が含まれており、海外でのアドレスホッパー生活を実現できます。

プランはいくつかありますが、月に5日まで利用可能な「ちょっとHafH」は月額15,800円(税込)とお手頃。海外拠点の数と、ホテルにも宿泊できる利点をどう捉えるかが、ADDressとの比較ポイントになりそうです。

4. Airbnb

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

宿泊拠点を自力で探す場合、役立つのが世界的な民泊マッチングサービス『Airbnb』です。

安く済ませたいときはゲストハウス、一人の空間が欲しいときはアパートタイプ、アドレスホッパー仲間と集まりたいときは戸建てタイプなど、気分に合わせて宿泊スタイルを選択できます。

5. agoda

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

Booking.comグループが運営する格安ホテル予約サービスです。豊富な口コミを参考に泊まる場所を決められるのが魅力。

当日予約可能なサイトと比較して、多くのホテルが最安値で予約できるのも特徴です。

6. サマリーポケット

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

箱に詰めて送るだけの荷物お預かりサービスです。

オフシーズンの服や冠婚葬祭用のアイテムなど、すぐには使わないものを月額275円(税込)から預けられます。預けたあとでいらないと判断したものを『ヤフオク!』に出品できるサービスもあるなど、手放す際のフォローもバッチリです。

7. MECHAKARI

アドレスホッパーとは? 家を持たない暮らしの準備と注意点
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

月額3,278円(税込)から服が借り放題になるサービス『MECHAKARI』。

幅広い年齢層に対応できるブランドラインアップで、「持ち物は減らしたいけれど、おしゃれに手を抜きたくない」というアドレスホッパーにはうってつけです。届く服はすべて新品のため、安心して着られます。