最近はペットOKの宿も増え、一緒に旅行を楽しむ方も多くなっているようです。いつもと違う場所に出かけ、飼い主さんとペットも新鮮な経験に心躍らせることと思いますが、いつも気持ちが一緒とは限らないのもまた事実。
宿に到着して記念写真を撮ったところ、ウキウキの飼い主さんとは対照的に、ワンちゃんの方は何やら不服そう。一体どうしちゃったのかな?
宿のお部屋で少々ご機嫌斜めな表情を見せているのは、9歳になるシベリアンハスキーの男の子、ヴィヴィアンくん。一緒に写っている飼い主さんとは、生まれた頃から一緒に暮らしており、旅行も楽しんでいます。
話をうかがうと、新型コロナウイルス禍による制限が緩和されたことにより、久々の旅行を計画。シベリアンハスキーが一緒に泊まれる宿を見つけ、そこに到着した際に撮影された写真とのことです。
宿泊先になったのは、ペットと客室内で過ごせるほか、ドッグランやペット用の露天風呂、ペットと一緒に楽しめる食事などを用意している温泉地のホテル。ペットと旅行したい方にとっては、まさにうってつけの宿といえます。
久々の旅行ということもあり、ヴィヴィアンくんと飼い主さんご夫妻はウキウキして観光を楽しみ、宿にチェックインしたとのこと。客室には、投宿を歓迎するお着き菓子が人間用と犬用の2種類、用意されていました。
ここで、ヴィヴィアンくんと飼い主さんとの行動に温度差が生じました。人間としては、宿に着いたらどんなお部屋なのか、色々見て回りたくなるもの。ところがヴィヴィアンくんは違ったみたい。
一通りお部屋を確認した飼い主さん、ウキウキした気持ちで記念写真を撮ってもらいましたが、人間と犬との対照的な姿に。撮影した夫さんは「ひょっとしたら、ヴィヴィアンは先にお着き菓子を食べたかったんじゃないかと思います」と話してくれました。
というのも、隅々までお部屋を確認している飼い主さんの後を、ずっとついて回っていたんだそうで「早く座ってお菓子食べましょうよー」と焦れていたのかも。「得意げにポーズを決めた妻を見て、早くおやつを食べたいがゆえに舌打ちしていた、そんな本心が見え隠れした1枚なのかもしれません」と夫さんは推測しています。
お部屋かお菓子か、というのは人間でも行動が分かれるもの。そういう意味では、どちらを優先するかという性格の違いが出た写真だったようです。
到着時での温度差はあったものの、ペットフレンドリーな宿での時間はヴィヴィアンくんにとって新鮮な体験だったみたい。「犬用お着き菓子、犬用の料理、犬の温泉、ドッグランなど、好奇心を刺激したようで、ずっとはしゃいでいました。こんなに楽しそうにしている姿は初めてです」と飼い主さんは語ってくれました。
飼い主さんは、この旅行の様子を動画にし、YouTubeチャンネル「ヴィヴィアン@ハスキー犬のいる暮らし」に順次アップしていくとのこと。まずはこの写真を撮影した後、お着き菓子を楽しむ様子がアップされていますが、確かにヴィヴィアンくんはお菓子に興味津々。これからの動画も気になりますね。
<記事化協力>
ヴィヴィアン@ハスキー犬のいる暮らしさん(@VivienneHusky)
(咲村珠樹)
提供元・おたくま経済新聞
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