仕掛け

磯ザオの1.25号5mを基本に、シモリ根だらけの中を狙うなら、強引に寄せて浮かせ易い1.5号以上のサオの選択もありだと思う。要は、自分がどのようなやり取りをして取りたいか。取れる取れないではなく、あくまでも釣り人側の釣りに対する流儀と考えたい。そう考えると使うミチイトやハリスの各号数も決まる。私の場合、基本はミチイト1.75号にハリスは2号または1.7号を使用している。

ハリに関しては、エサの取られ方を観察しながら、パイロット的に最初はグレバリの6号から始めて、そのまま1日使うときもあれば、4号くらいまで落とすことも多々ある。

肝心のウキは、ベタ際1本しか狙わない釣り場のとき以外はMサイズからLサイズのG2号またはB号を基本にセットしている。釣りをする中で潮況次第で00号にしたり、マイナス浮力のものにしたりすることもある。いずれにしても、その釣り場の潮況で使える最低限の浮力のウキで釣りを展開できるようにしている。

以上解説した内容はあくまでも基本形で、状況次第でいろいろなパターンを用いて対応することで釣果アップを図るようにしている。

メジナ狙い沖磯フカセ釣りで想定外の良型クロダイ5連続ヒット
(画像=西伊豆仁科カキハラで使用した仕掛け図(作図:TSURINEWSライター塩田哲雄)、『TSURINEWS』より引用)

西伊豆へフカセ釣行

タイミング的には産卵期終盤となる3月、吹き続けていた季節風がどうにか収まった日に、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科地区へと釣行した。

港にはこの日を待ちわびていた多くの釣り人が集結していた。お世話になるのは渡船龍海丸さん。釣り場の説明やポイントなどいつも親切丁寧に教えてくれる。それと何といっても、お昼の名物おにぎり弁当。アジの味醂干しが磯で食べるおにぎりを格別なものにしてくれる。

上がった磯はカキハラという大きな島の一角。初めて上がる磯だ。釣り座になりそうなポイントは、チャカ場とハナレになった角。初めての釣り場でやることは、安全な場所に道具を置くこと。次に安全に釣りが出来る場所を見つけること。できれば取り込みもしやすい場所がいい。

選んだのはハナレの角。行き来が大変な場所なので、サオとタモだけ持って先にポイントにいき、その後バッカン類を持っていった。

メジナ狙い沖磯フカセ釣りで想定外の良型クロダイ5連続ヒット
(画像=磯の様子(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)、『TSURINEWS』より引用)