どうしてイベントワクワク割などやるのか
イベントワクワク割は当然ながら政治家が決めたわけです。なにがなんでも制限したい感染症専門家が言い出すわけもありません。
ブースターを若者にも打たせたいといっても、接種場はガラガラです。

若い世代ほど、コロナでは死なない。「ワクチンの副反応とコロナのリスクを比較して割に合わない」という認識ができていて、もはや海外でも渡航にワクチンを義務づけない国がどんどん出てきている今、イベントが2000円安くなるからとブースターなど受ける人がそれほど増えないことくらい誰でも分かります。要するにこのイベントはブースター接種率の高い高齢者のためです。
5000円給付、仕切り直し 疑問噴出、増額論が浮上―政府・与党
年金生活者に5000円を配ろうとして猛反発を受けた参院選対策を形を変えてカモフラージュしたものといってもいいと思います。利用するのはほとんど高齢者。その証拠と言っては何ですが、サイトのイラストをもう一度ご覧下さい。

落語
バレー
マジックショー
シェークスピア演劇
水族館
など、高齢者が対象のものばかりです。若者向けはサッカーのみ。若者向けの音楽イベントやスポーツイベントはほかには全くありません。

ワクワクイベント割は高齢者対象の選挙対策
だと思います。若者がクレームを言おうが「ワクチンを打たないのが悪い」と言えてしまう、最悪の税金の使い方です。
再度宣伝。本日発売ですよ。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年4月12日の記事より転載させていただきました。
文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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