PDCAを回さないとマーケティングにならない
で、本当に効果があったのか、それを確認するためにメーカーさんにお願いした。そのニューモデルを買った人にひとりひとり手分けをしてお電話をして、どういうきっかけでその車を購入されたのか訊いていただいたのだ。
結果ですが・・・・なんと100名にお電話したら、数人がカーセンサーでカタログを見てと回答。これはめちゃくちゃ嬉しかった。仮説がはまった瞬間です。快感ですよ。これは。
で、トヨタ以外の国産、外車のメーカーから発注をいただき、この企画は何回かやりました。10回くらいかな・・・毎号ごとに1000万の売上。しかしまた江副神から 「Book in Bookは邪道だからやめるように」というわけのわからない通達が降りてきたのでこりゃダメだと思ってリクルートを辞めたのでした。もちろんその前に50ページに及ぶ上申書を書いて江副さんの机に置いてもらいましたが、見た形跡もないと言うことだったので・・・・www
そのあとすぐ、リクルート事件です。
日常の仕事に気づきは転がっている
たとえ、マーケティングを仕事でやらなくても、同様にマーケティングの能力のある人は世の中にはけっこういます。こうした「気づき」や仮説を立ててPDCAを回すことを得意にするタイプです。たとえ八百屋でもラーメン屋でも整体でも、無意識にやるところはやっている。
たとえばUNIQLOの柳井さんだってジャスコ四日市店で家庭雑貨売場で働いたくらいであとは家業を継いだだけでマーケティングなんてどこでも勉強していない。しかし世界でもっともPDCAを回した人の1人だと思います。コレができればマーケティングの仕事ができる。大事な事はきっちり成功体験を積んでいくことなんですよ。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2021年7月13日の記事より転載させていただきました。
文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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