マアナゴを狙い撃つ

アナゴは天草一帯でどこでも釣れる。但し場所によって釣果がかなりかわる。天草下島はクロアナゴ比率が高く、天草上島西部は半々、天草上島東部はマアナゴ比率が高めだ。

これはマアナゴが砂泥に住むのに対し、クロアナゴは岩場の隙間に住んでいることが主因だ。砂泥がメインの八代海。これに面している天草上島東部は、必然的にマアナゴが多くなる。今日の目標は家族人数分の3尾。確実にアナゴ3尾を獲ることに専念するため、天草上島東部への移動を決めた。

次の釣り場に移動する前に再度釣具店へ寄り、冷凍キビナゴを追加購入した。移動先の堤防はゴカイエサのままだと、フグ、ゴンズイ、ウミケムシまで釣れてしまう。アタリの回数は減るかもしれないが狙いの魚以外を避けるためにキビナゴに変更したのだった。

夜の堤防釣りでマアナゴ3尾 ポイント&エサ選びの工夫が的中
(画像=準備したアイテム(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)、『TSURINEWS』より 引用)

タックルと釣り方

使用タックルは、ロッドはスカイロード(エギング)SKR-862E、リールはシマノ14サハラC3000HG、PEライン1.0号、リーダー5号がセッティングされたタックルに、タル付きオモリ8号、ハリス5号、マダイバリ12号を付けて挑んだ。アナゴは「ハリスが細くないと食わない」なんてことがないため、これより太くても問題ない。

釣り方

落とし込みは単純で、エサの付いた仕掛けを堤防から足元へ落とすだけだ。下オモリ仕掛けにするとアタリは出やすくなるが、オモリ自体が足元の敷石に根掛かりする恐れがある。アナゴは繊細なアタリが出ることはなく、大概は思い切りのいい、明確なアタリが出る。根掛かりのリスクとそもそもアタリが取りやすい魚だということもあり、基本的に上オモリ仕掛けで作っている。

仕掛けは着底したら少しだけ、イトを巻き取っておく。敷石があるので穴へ入り込んで根掛かりしないように、底スレスレにさせておくイメージだ。ちなみにキビナゴエサが底から浮いているとカサゴやフグなど他魚種にやられやすい。アナゴは死んだ魚も食べる腐肉食性なので、エサの着底を必ずイメージすること。ここまで済んだら後は置きザオでOK。

釣法というほどではないが、私は複数本のサオを展開しないようにしている。サオを2本以上置くと目が届かずアタリが管理できなくなるからだ。かと言ってサオ同士の間隔を狭めて置くと、足元直下の釣りなので、広範囲を探れず、意味がない。

夜の堤防釣りでマアナゴ3尾 ポイント&エサ選びの工夫が的中
(画像=タナが決まれば後は置きザオ(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)、『TSURINEWS』より 引用)