「ヒト」という生き物を学ぼう!!

この一件、ただのネタとして終わらせてしまうと、次は私たちが第2、第3のクリス・ロック氏、ウィル・スミス氏になるかもしれません。話を大きくしてしまいますが、極端な表現をすると、今ウクライナで起こっている惨劇もその引き金は誰かの自己防衛システムのアクティングアウトだったと表現することもできます。

日頃から「ヒト」という生き物がどのようなシステムを備えているか、学び続けることで防げる悲劇もあります。システムが暴走し始めてから対策を練っても遅いのです。私たちは私たちの中に仕組まれた危険なシステムと向き合いながら社会を設計し、自分の行動を選択する事が必要なのです。

最後までお読み下さってありがとうございました。学びは救いです。今日のささやかな学びが、この先で発生しうる悲劇を避ける大きな手立てとなるでしょう。

ウィル・スミスとクリス・ロックの顛末への心理学者の違和感
(画像=アカデミー賞の授賞式が毎年行われるドルビー・シアター Wikipediaより、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

文・杉山 崇/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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