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■勘違いしやすい日本語1.敷居が高い
■勘違いしやすい日本語2.破天荒

我々が普段何気なく使っている日本語は本当に正しいのだろうか? もしかしたら、言葉の意味を勘違いして使っている可能性もある。

日常会話で間違って使う分には大して問題ないが、重要な場面で誤ってしまうと大恥をかいてしまう。大恥をかかないためにも、今回は特に勘違いしやすい日本語を5つ紹介する。

■勘違いしやすい日本語1.敷居が高い

9割の人が間違えて使っている!?勘違いしやすい日本語を5つ紹介!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

「敷居が高い」という言葉を、「高級・上品すぎる」という意味合いで用いていないだろうか? 実はこの使い方は間違いであり、本来は「不義理や面目のないことがあって」という意味を持つ。

そのため、「敷居が高くてあのお店には行きづらい」という言葉は、「不義理や面目のないことがあって、あのお店には行きづらい」という意味になる。

特に若い世代の方は、この言葉の意味を勘違いしている人が多いため注意しよう。

■勘違いしやすい日本語2.破天荒

「破天荒」という言葉を「豪快で大胆な様子」だと思っているかもしれないが、実は「今まで誰もなし得なかったことを初めて行うこと」という意味を持つ。

ニュアンスは少し似ているかもしれないが、言葉を使う場面がまったく異なるため注意が必要だ。例えば、「あの人は破天荒な男性だ」「破天荒にその場を盛り上げた」という使い方の場合、「初めて行うこと」と結びつかないため誤りである。

なお、『広辞苑 第6版(岩波書店)』では、「(『天荒』は天地未開の時の混沌たるさまで、これを破りひらく意)今まで誰もしなかったことをすること。未曽有。前代未聞。『―の大事業』」と記されている。