転職をするタイミングがつかめず悩んでいませんか?入社何年目まで待つべきかなどタイミングの目安や、求人が多く出回る転職しやすい時期を紹介します。実際に転職を決めた後の流れや、転職に有利に働くポイントもチェックしましょう。

目次
転職するべきタイミングとは?
転職しやすい時期

転職するべきタイミングとは?

転職するタイミングとそのポイントとは?退職までの流れをチェック
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

今の仕事がつらく、何となく転職したいと考えていても、タイミングが分からないこともあるでしょう。そこで転職に適したタイミングについて解説します。

同じ職種なら5年、異なる業界は最低3年

今の職場がつらい、自分に合わないと感じているとしても、入社1年未満の退職はあまりおすすめできません。「忍耐力がないのでは?」「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまう可能性があるからです。

同じ職種で転職を考えているなら『5年』が目安といわれています。5年勤めれば即戦力となる実力が身に付いているとみなされるためです。ある程度のスキルがあれば、即戦力としてスムーズに転職しやすいでしょう。

また、未経験の業種・職種への転職を目指すなら『3年』が目安になります。理由は、最低限のビジネスマナーを身に付けているけれど、特定の業種・職種に染まり切っていない時期だからです。

入社3年ほどであれば、第二新卒として新卒採用と同等の待遇で採用される可能性もあります。

法律に違反するブラック企業は早い方がよい

同職種なら5年、未経験なら3~4年は勤めてからの転職が望ましいですが、状況によっては、もっと早い時期でも転職した方がよいケースもあります。例として、勤務先がブラック企業の場合です。

法律に違反するほどの長過ぎる勤務時間や劣悪な職場環境では、精神的・肉体的に追い詰められる可能性もあります。このようなケースでは、入社から1~2年以内であっても、転職するのがおすすめです。

健康に働き続けられる環境が整っている職場を探し、早い段階で転職してもよいでしょう。

年齢別のタイミング

30歳を過ぎて転職する場合、転職先からはある程度のスキルやキャリアを求められます。しかも求められるスキルは年齢が上がるにつれ、より高度なものになっていく傾向です。

あなたが20代で、未経験の業界や職種へ転職を考えているなら、『20代』のうちに転職するのがよいでしょう。

例えば新卒入社から3年ほどでの転職は『第二新卒』とよばれ、高いスキルやキャリアを求められません。未経験の業界や職種への転職であっても、あなたのポテンシャルや将来性を見て採用してもらえるのがメリットです。

転職しやすい時期

転職するタイミングとそのポイントとは?退職までの流れをチェック
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

タイミングで悩んでいるなら、転職しやすい時期を選ぶのもポイントです。具体的に何月ごろだとスムーズに転職しやすいのでしょうか?

4月入社を目指して行動を

第二新卒としての転職を目指すなら『4月入社』を目安に転職活動を始めるとよいでしょう。新卒入社と同じタイミングで入社できれば、同じ研修を受けられるかもしれません。

また年齢が近い新入社員と、同期のような関係になれるチャンスもあります。慣れるまでは、新しい仕事がつらく感じることもあるでしょう。そのようなときにも、相談し合える仲間がいると乗り越えやすいものです。

求人が増える時期もおすすめ

求人数が増える『2~3月』や『8~9月』を狙い、転職活動に取り組むのもよいでしょう。特に3月は多くの地域で求人が増え、有効求人倍率が高まるタイミングです。

有効求人倍率は求職者1人に対する求人数を表す数値で、高いほど企業が積極的に採用活動を行っていると考えられます。この数値が高まるタイミングで転職すれば、比較的スムーズに転職しやすいでしょう。

上記の時期に求人が増えるのは、年度末と半期末だからです。人事異動や退職者が出るのに合わせ、企業では採用活動を行っています。

このタイミングで転職すると、多くの求人から希望に合う仕事を探せるのがメリットです。普段は出ていない珍しい求人に出会える可能性もあるでしょう。

参考:職業紹介-都道府県別有効求人倍率:主要労働統計指標|労働政策研究・研修機構(JILPT)

参考:一般職業紹介状況(令和3年2月分)について