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転職面接の自己紹介で好感を持たれるには
転職面接でよく聞かれる質問
転職面接の自己紹介で好感を持たれるには

面接の冒頭で行う自己紹介は、面接官へ与える第一印象を左右するものです。このタイミングで好感を持たれる自己紹介ができれば、その後の印象にも影響を与えるかもしれません。スムーズな転職活動のためにも、好感を持たれる自己紹介をしましょう。
簡潔にまとめる
好印象を与えたいなら、まずはマイナスの印象を与えないようにしましょう。自己紹介では簡潔にまとめることが求められます。それにもかかわらずだらだらと話し続けていると、よい評価は得られません。
『1分程度』で話せるよう、事前に何を話すか決めておくとスムーズです。頭の中で考えているから大丈夫と安心していると、本番でうまくいかない可能性もあります。
自己紹介の内容をまとめるには、一度書き出すのが効果的です。文章にすることで要点を絞り込みやすくなります。話す順番も書いて整理すると工夫しやすいでしょう。話すべき内容を把握できていれば、すっきりまとまった自己紹介ができます。
聞き取りやすく話す
自己紹介で話す内容も大切ですが、同じくらい重視されているのが『話し方』です。ゆっくり聞き取りやすく話すことを意識しましょう。緊張からつい早口になってしまう人もいます。
しかし早口では聞き取りにくく、うまく伝えられないかもしれません。自分がどのくらいのスピードで話しているかは分かりにくいため、自宅で練習するときに録音して聞いてみると参考になります。
友人や家族に協力してもらい、聞き取りやすいスピードで話せているか確認してもらうのもよい方法です。また顔が下向きになると声がこもって聞き取りづらいため、正面を向いて話すことも意識しましょう。
表情にも気を付ける
『表情』も印象を左右するポイントです。同じ内容でも、無表情のまま淡々と話している人より、口角が上がった笑顔ではきはきと話している人の方が好印象につながります。
魅力的な人の話はもっと聞いてみたいと感じるものです。面接でもそれは同じで、表情が豊かで明るい印象を抱かせる人には、面接官もより質問して話を聞いてみようという気持ちになりやすいでしょう。
同時に目線にも気を配ると効果的です。まっすぐ相手の目を見て話すことは大切ですが、ずっと目を合わせ続けると面接官に威圧感を与えてしまいます。大切なポイントで目を合わせ、それ以外は首元の辺りを見て話すとよいでしょう。
転職面接でよく聞かれる質問

面接では自己紹介が終わった後も面接官からさまざまな質問をされます。一般的にどのような質問をされることが多いのでしょうか?代表的な質問とその意図についてチェックしましょう。
志望動機
『志望動機』は、面接の質問事項としてよく盛り込まれています。面接官は志望動機について聞くことで、応募者の熱意や社風に合う人柄かどうかなどを見極めています。そのため、志望動機の内容が『御社の理念に共感したから』というだけでは不十分です。
『理念のどのような点に共感したか』『その部分に共感した理由は何か』『理念を踏まえどのように仕事をしたいか』という思考から、企業の特徴や強みと自分が企業へ貢献できるポイントをつなげた構成を作ります。
さらに実体験をもとにした具体例や根拠を組み込むと、オリジナリティの高い志望動機を作成可能です。
退職理由
必ずしもポジティブなものばかりではないからこそ『退職理由』もよく聞かれる質問です。環境や周りのせいにせず、前向きに取り組む姿勢があることを伝えられるようにします。
例えば下記のように、ネガティブな理由からポジティブな今後の展望へつなげられると、高評価を得やすいでしょう。
「前職では営業後のフォローができず、ふがいなさを感じていました。営業がアフターフォローも担当する御社で、過去のような、ふがいなさを感じることがないよう、お客様に寄り添える営業を目指したいと考えています」
前向きな姿勢で取り組めることを伝えようと、うその理由を作る必要はありません。本当のことを正直に話し、その上でどのように向き合っているか伝えます。
逆質問
応募者の入社へ向けた意欲をはかるために『逆質問』をされることもあります。逆質問は「何か質問はありますか?」と面接官から質問を求められることです。
逆質問は、『企業について事前にどれだけ調べてきているか』『面接内でどれだけ真剣に話を聞いていたか』などが分かります。逆質問を受け「特にありません」と答えると「御社に興味はありません」という意味に取られかねません。
しかし、急に質問をするのは難しいものです。逆質問で困らないためには、あらかじめ質問を2~3個考えておきます。質問が1個のみでは、面接中に話の中で質問に対する答えが出てくる可能性があるからです。
そのような事態に対応しやすくするために、複数の質問を用意しておくと安心です。