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新旧ハリアーの走行性能を比較!
新旧ハリアーの比較まとめ
新旧ハリアーの走行性能を比較!
先代と現行モデル、走りの面で最大の違いとなるのはプラットフォーム。
現行はTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ばれるトヨタの新世代プラットフォームの中でミドルサイズFF車に対応する「GA-K」を採用している。
それによりボディ剛性や静粛性は飛躍的に向上しており、ハンドリングや乗り心地という点では、やはり現行に軍配があがるだろう。
現行モデルに用意されるパワーユニットは2リッターのガソリンと2.5リッターのハイブリッド。このうちハイブリッドのシステム出力は222ps(4WD)と先代の2.5Lハイブリッド(197ps/4WD)に対して約13%も向上している。
いっぽう燃費は26.3km/L(JC08モード)と先代2.5リッターハイブリッド(21.8km/L)に対して20%以上向上している。つまり現行モデルは出力アップしながら燃費も伸ばしているのだ。
先代ハリアーも同様に2リッター・ガソリンと2.5リッター・ハイブリッドの2本立てだったが、注目すべきは2017年のマイナーチェンジで追加された2リッター・ターボモデルだろう。
最高出力231ps、最大トルク350Nmとパワフルで、ガソリンエンジンのダイナミックな走りを堪能したいのであればこれを選ぶというのもありかもしれない。
先代には専用のエアロパーツでカスタマイズされた「GRスポーツ」もラインナップされており、希少なモデルではあるものの尖った個性的なモデルを好むなら、選択肢に入れてもいいかもしれない。
新旧ハリアーの比較まとめ
先代のハリアーは初代からのラグジュアリーSUVというコンセプトを受け継ぎながら、クーペ的スポーティー・フォルムへと大胆に進化し、そのブランド力を不動のものにした。
それまでの“大人向け”というイメージから、20〜30代の若者にまで人気を浸透させたのは3代目ハリアーの功績と言えるだろう。
それゆえ4代目となる現行モデルは、かなり慎重に先代のイメージを踏襲しながらのモデルチェンジとなった。つまり3代目をもとに全面的にブラッシュアップされたのが4代目、とも言える訳で、そういう意味で条件や予算が許すなら現行モデルを選ぶのが得策だろう。
とはいえ先代モデルも、とくに2017年以降の最終型であれば走りや装備の面で不満を感じることはないはず。
そのうえであえてラグジュアリー感溢れるデザイン、ターボエンジンのパワフルな走り、伝統のハリアー・エンブレムなど、先代ならではのお気に入りポイントがあるのなら、手に入れても決して損はないと思う。
新旧ハリアーの詳細な解説や内装・荷室のレビューは、Youtubeチャンネル「CARPRIME」の動画をぜひご覧いただきたい。