大人なら誰もが持っていると言っても過言ではないスマートフォン。もはや生活必需品として活躍している。なかには、子どもにいつから持たせるべきか悩んでいる保護者もいるかもしれない。最新の調査によるといわゆる「スマホデビュー」は低年齢化が進んでいるという。
半数以上が小学生でスマホデビュー、高校生はもはや必需品
MMD研究所は、2021年以降に子どもに初めてスマートフォンを持たせた20歳~59歳の男女1888人に事前調査を行い抽出し、本調査では21年以降に初めてスマートフォンを持った子がいる親1000人に対して「2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査」を2022年1月21日~1月24日に実施した。
同調査によると、初めてのスマホを購入した時期が小中高のなかでは「小学生」が51.6%と半数超。小学生未満で購入したという回答も5.8%あり、合計で57.4%が中学生になる前にスマホを購入している。
2019年の調査では小学生および小学生未満という回答がそれぞれ40.1%、2.8%だったのに比べると、低年齢化が進んでいるといえる。また、スマホデビューが大学生以上という回答は2019年の3.1%に対して1.7%と減少しており、高校生にとってスマホはほぼ必需品となっている。
子どもが欲しいと言い出した、周りが持ち始めたのがきっかけ
小学生および中学生にスマホを持たせてもいいと思ったきっかけについては1位が「子どもがスマホを持ちたいと言い出したから」、2位が「周りの子どもがスマホを持つようになったから」と共通している。
一方、高校生については1位が「子どもが学校に入学するから」、2位が「スマホがないと学生生活が不便になると思ったから」となっており、保護者もスマホは高校生に欠かせないアイテムだと考えていることが分かる。
年々スマホデビューの低年齢化が進む一方、保護者はスマホを持たせることに不安を持っているようだ。子どもがスマホを使う際のルールについて見てみよう。