「文章なら書けそう!」というハードルの低さから、人気の高いフリーランスライター。

デザインやプログラミングと違い、文章を書いたことがある人は多いため、フリーランスになるきっかけや、副業としてもよく選ばれている印象です。

しかし、簡単そうに見えて、いざ手をつけるとなると何から始めていいのかわからない。「ライター 募集」で調べてみても、未経験では採用してもらえるのか、怖くて応募もできませんよね……。

そこで今回は、未経験でライティングを学び、半年で月収35万円を達成したフリーランスライター・うりっぽさんに取材を実施。

  • どうすればライターになれるのか
  • 主にどんな仕事内容なのか
  • どのくらい稼げるのか

……などを赤裸々に話してもらいました!

目次

フリーランスライターの収入・月収はどのくらい?

フリーランス協会の調査『フリーランス白書2020』によると、年収800万円以上のグループのなかで「出版・メディア系」の割合は6.5%。一方、400万円未満のグループでは16.7%という結果に。

エンジニアが年収800万円のグループのなかで29.8%を占め、400万円未満のグループでは6.2%であることを見ると、フリーランスライターは収入が低い傾向にあると読み取れます。

はたして、その実態はどうなってるのでしょう……? うりっぽさんに聞きました。

平均月収は20万円、最高月収は35万円

【未経験】半年で月収35万円!フリーランスのライターに始め方と稼ぎ方を聞いてみた
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

ゆぴ:
早速ですが、うりっぽさんの収入はどのくらいなんですか?

うりっぽ:
僕はライターを始めてまだ半年なのですが、現時点での平均月収は20万円、最高月収は35万円ですね。ただ、やろうと思えばもっと稼げる仕事だと思います。完全歩合制で、書いた本数が収入に直結するので。

文字単価1円だとしたら、1日4,000字書いていれば、月収10万円は担保されます。文字単価か書く文字数を増やせばその分収入もあがるので、努力が反映されやすい仕事じゃないかなと。

フリーランスライターは“稼げる”仕事?

ゆぴ:
一般的には稼げない印象があるライターですが、うりっぽさんは「稼げる」仕事だと思いますか?

うりっぽ:
ジャンルにもよりますが、僕は稼げる仕事だと思います。フリーランスライターの魅力は、「やればやるだけ稼げる」ことです。

会社員やアルバイトだと、月に働ける時間に限界がありますが、フリーランスライターなら制限はありません。時間や場所にとらわれずに働けるのも良いですね。このあと、「飲みにいこう!」って誘われても行けますから(笑)。

フリーランスライターの仕事内容は?

次にうりっぽさんに聞いたのは、具体的な仕事内容です。というのも、ライターにはさまざまな種類の仕事があるため。

たとえば、以下のようなジャンルがあります。

  • Webライター
    メディアをはじめ、Webに掲載する記事を執筆
  • SEOライター
    検索エンジンに最適化した記事を執筆
  • 取材ライター
    インタビューをして記事を執筆
  • コピーライター
    広告における文言全般を執筆
  • ルポライター
    社会的な事件や事例に関する記事を執筆
  • トラベルライター
    国内外の旅行に関する記事を執筆
  • グルメライター(フードライター)
    食べ物・飲食店に記事を執筆
  • ブックライター
    著者に代わり、本の原稿を執筆(記名)
  • ゴーストライター
    著者に代わり、本の原稿を執筆(無記名)

さまざまなジャンルがあるなかで、どれを選べばいいのか悩みますよね。この項目ではうりっぽさんに、執筆ジャンルの選び方や稼ぎやすい仕事を聞きました。

トラベルライターからSEOライター、そしてコピーライターに

【未経験】半年で月収35万円!フリーランスのライターに始め方と稼ぎ方を聞いてみた
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

ゆぴ:
うりっぽさんがやられているのは、どのジャンルなんですか?

うりっぽ:
はじめは、旅をしながら世界中の観光名所やお店を紹介する「トラベルライター」をやっていました。

写真込みで文字単価1.2円の仕事で、1記事書けば4000円程度稼げたので、物価の安い国であればそれだけで暮らしていけました。

しかしコロナの影響で仕事が止まってしまって、旅に行けなくなってしまい、仕事を失ったんです。それで、SEOの勉強をして「SEOライター」になりました。

今は「コピーライター」の仕事をメインに、Webサイトのキャッチフレーズから、サイト概要、記事まで幅広く書いています。SEOを勉強していたので、検索エンジンに最適化させながら、自然な文章を書けるのが強みになりましたね。

ゆぴ:
なるほど。さまざまなジャンルで活かせる「SEO」の知識は初心者ライターにとって強い武器となりそうですね!

最初にはじめるのにオススメのジャンルは?

【未経験】半年で月収35万円!フリーランスのライターに始め方と稼ぎ方を聞いてみた
(画像=『Workship MAGAZINE』より引用)

うりっぽ:
まずは、自分の好きなことや趣味からはじめると書きやすいと思います。僕は旅行が好きだったので、簡単に書けました。

もし趣味がなくても、主婦なら家事のことを、学生なら就活のことを書けますよね。自分の体験から書けるものが良いですね。

稼げるジャンルは?

うりっぽ:
脱毛やクレジットカードなど、アフィリエイトや広告が関わってくるものや、大手クライアントの仕事ですね。僕は仕事を取るとき、絶対に相手の会社を調べていました。大手の仕事ですと、単価交渉もしやすい印象です。

ただし、自分の知らないジャンルは専門用語もわからないですし、リサーチだけで無駄に時間がかかるのでやめたほうが良いです。

ジャンルは幅広くあるので、はじめは単価よりも書きやすさで選んだほうが練習にもなると思います。