ケースワーカーに必要な資格

ケースワーカーに必要な資格は、基本的には社会福祉主事の任用資格です。民間資格や国家資格とは違う種類の資格なので、ほかにも併用することでより業務の幅が広がります。社会福祉主事の任用資格に加え、持っていればなおよい2種類の資格についてもご紹介します。

1.【必須】社会福祉主事任用資格

ケースワーカーになるために必須なのが「社会福祉主事任用資格」です。国家資格のように試験を必要とせず、大学や短期学校などで厚生労働省が定めた項目を履修・修了することで資格を得られます。

国家資格や民間資格と違うのは、任用資格を取得した上で特定の職種に任用されなければ効果を発揮しないこと。ケースワーカーになるには、任用資格を有したあと、地方公務員の福祉職に任用される必要があるのです。ケースワーカーの資格の詳細は、「ケースワーカーに必要な「社会福祉主事任用資格」の内容・難易度・費用・要件について解説」のページにてご確認ください。

2.【持っていればなおよい】社会福祉士

ケースワーカーになる上で重宝するのが「社会福祉士」の資格です。国家資格であり、高度かつ専門的な知識を有していることを客観的に証明できます。

社会福祉士の資格を取得しておけば、社会福祉主事の任用資格を得られるのもメリットのひとつ。社会福祉主事から社会福祉士を目指す場合の難易度が高いことを考えると、あらかじめ社会福祉士の資格を持っておいた方が、働く場所や職務内容の幅は広がります。

3.【持っていればなおよい】精神保健福祉士

「精神保健福祉士」の資格も、ケースワーカーとして働く上で取得しておくと有利です。精神疾患を持つ方の支援が可能なため、ケースワーカーとして生活をサポートすると共に精神面のケアもできます。

社会福祉士同様、精神保険福祉士も資格を有することで、社会福祉主事の任用資格を得られるのもメリットです。

ケースワーカーになるための年齢制限はあるの?

ケースワーカーになるための年齢制限は、任用資格を取得するのと、公務員として任用されるのとで異なります。

社会福祉主事の任用資格に関しては、大学や短期学校、指定養成機関での指定項目を履修し修了すれば得られるので年齢制限はありません。

ただし、任用資格を利用してケースワーカーとして働くには、地方公務員試験への合格が必要です。そのため、自治体が定める年齢制限が、ケースワーカーになるための年齢制限となります。