フリーランスに一番必要なのは「違和感を発信するスキル」

フリーランスこそ「会社員スキル」が成功の鍵!? HafH・大瀬良亮が語る、活躍できるフリーランスの条件
(画像=『Workship MAGAZINE』より 引用)

ゆぴ:
フリーランスとして仕事を受注するために、亮さんはどんな営業や戦略を立てますか?

亮さん:
SNSには得意意識があるので、SNSの発信は今以上に意識すると思います。発信するスキルは、令和時代のフリーランスにとって、とても大切なスキルの1つだと思うんです。

たとえいいコンテンツやスキルを持っていても、知られないことには仕事も頼まれないから、自分が感じていることや、やってきたことを自己発信すること。これが苦手な人はフリーランスのハードルが高いかもしれないね。

ゆぴ:
個人のSNSの運用って、どうしても発信内容に迷いますよね。何か気をつけていることはありますか?

亮さん:
バズるコンテンツを狙うのではなく、僕が「わかってほしいと思う人にだけわかるもの」を作ること。そのために、あらゆるものへの小さな違和感を大事にしています。

たとえば、僕は電通が働き方改革で22時完全消灯になったとき、「働き方改革なのに“働くな”ってどういうこと?」と違和感を覚えたんです。

フリーランスこそ「会社員スキル」が成功の鍵!? HafH・大瀬良亮が語る、活躍できるフリーランスの条件
▲会社員時代の亮さん(画像=『Workship MAGAZINE』より 引用)

亮さん:
もちろん、働きたくない仕事に長時間残業を強いられ、体調を崩すようなことがあっては絶対いけない。でも、めちゃくちゃ仕事にやりがいを感じていて、あと1時間頑張れば成果が上がると見えているような人が「時間なので終わり」と言われるのは違うんじゃないか。

それぞれに働くスピードみたいなものがあるとして、なぜ日本の社会人が軒並みスピードを揃えようとするんだろう、と強く思ったんです。

そんな、当時誰もが違和感を抱きながら口にしなかったことを、noteに書いてみたら多くの反響がありました。

小さな違和感に気づくことが、自分だけのアイデンティティになり、自分の想いに共感する人にフォローされるようになる。そうすると、密度の濃い関係性に恵まれるし、自分のやりたい仕事にも繋がりやすいと思います。

ゆぴ:
小さな違和感を発信する。これはすぐに実践できそう!

「即レス」と「途中出し」がフリーランス成功の鍵

ゆぴ:
亮さんがフリーランスとして仕事するうえで、大切にしたいマイルールはありますか?

亮さん:
相手の期待の「ちょっと上」を返すことです。

まず、定番だけど「即レス」。たとえば「相談がある」という連絡をしばらく放置してしまうと、相手の熱感は下がってしまうので、なるべく早く返すようにしています。特に今、自分は忙しいと思われがちなんですが、、だからこそ即レスするだけで相手が「嬉しい!」と思ってもらえる可能性が高いんです。

電通には「電話は1コールで取る」という暗黙のルールがあったんだけど、その思いを踏襲しているのかも。相手の想像以上のスピードで取ることで、相手を喜ばせる。だから、移動中もSlackやSNSをずっと見ています。もちろんできないときもあるけど……(笑)。

ゆぴ:
「即レス」するだけで他のフリーランスと差別化できるのは大きいですね。

フリーランスこそ「会社員スキル」が成功の鍵!? HafH・大瀬良亮が語る、活躍できるフリーランスの条件
(画像=『Workship MAGAZINE』より 引用)

亮さん:
あと、「途中でも出す」というのもオススメ。

完成したものを納品するのではなく、作っている途中でコミュニケーションを多めに取るようにしています。進捗状況を相手に小まめに伝えて安心を与えることもできるし、方向性の確認を都度していくことで、結果的に修正回数も少なくて済む。

やればいいのに、意外とみんなやらないんだよね〜! フリーランスの人こそ、ぜひ実践してみてほしいです。

ゆぴ:
(今度やってみよう…)