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ブラック企業を改善するために会社がやるべきこと
ブラック企業は今後もなくなることはない
ブラック企業を改善するために会社がやるべきこと

ブラック企業側がもしも改善の意思があり、ブラックである要素を取り除こうとした場合、どのような方法があるのかを考えてみましょう。
ここでは、ブラック企業がするべき「脱ブラック」の方法として有効な手段を2つ挙げて解説します。
従業員の意見を聞くシステムを作る
ブラック企業では、労働者側が抱える不満や悩み、意見を汲み取るシステムが確立されていないケースがほとんどです。
あるとしても実際には機能しているとは言えないなど、結局は平社員たちが日々思うことに対して耳を貸していないのが現実です。
耳を貸さないから従業員の気持ちが分からない、分からないから改善する余地もない、と言う悪循環にはまってしまうのです。
意見を聞くシステムが整えば、労働者の抱える問題に早い段階で気づくことができ、問題が大きくなる前に解決することもできるでしょう。
業務量を可視化
誰がどれだけの仕事を抱えているのかが全く見えない仕組みになっているのもブラック企業の特徴です。
そのため、
- 仕事の割り振りのボリュームに問題がある
- 誰か一人に大きな負担がかかっている
などの問題に気付くことができません。
対策としては、それぞれの労働者の抱える仕事内容が「誰から見ても分かる」仕組みを作ること。
こうすることによって、「○○さん、今週絶対大変なはず!手伝わなきゃ」など、周りの協力体制ができやすくなります。
ブラック企業では、労働者にかかる負担について深く考慮することがほぼありません。
ですが、業務量が可視化されていれば、上司も無視はできなくなります。
明らかに業務量が多すぎる場合には再度調整をかけ、バランスよく割り振りすること、人が足りなければ補充することなど、対策をとるようになるでしょう。
外部のコンサルの力を借りる
ブラック企業がホワイト化することができれば、会社にとってもメリットはたくさんあります。
- 従業員のモチベーションUP
- 仕事の生産性UP
- 企業イメージがUP
- 求人広告費の削減
などが主なメリットでしょう。
会社側がどうしてもブラック企業から抜け出せずにいる場合には、プロの力を借りるのも有効です。
ブラック企業をホワイト企業化するための外部のコンサルティングを入れることで、問題を根本から見直し、効果的に改善することが可能です。
ブラック企業は今後もなくなることはない

ブラック企業がなくならない理由についてここまで長々と解説してきましたが、ここで結論を言うと、「ブラック企業が今後なくなる可能性は極めて低い」です。
理由としては以下の通り。
- 日本人特有の真面目な気質があり、皆が辞めてしまうことなどあり得ない
- ブラック企業を取り締まる仕組みがかなり緩く、ほぼ野放し状態
- 縦社会の文化は今後も消えることはなさそう
- 資本主義自体が変わることは今後もない
などのことから、ブラック企業が全て改善されてホワイト化するなど、まずあり得ないと言えます。
ダルマちゃん 改善される企業がないわけではないだろうけどね。ブラック企業自体が全て消滅することはないことは確かだよ。
ブラック企業がなくならないのであれば、これから一体どのように対処していけば良いのでしょう。
次の章では、あなたが今からやるべきことについて解説していきます。