目次
内定と退職
転職を成功させる秘訣
内定と退職

晴れて内定が出たら、現職の退職交渉を行います。このときにトラブルを起こしてしまうと、新しい職場への入社が遅れるなど、迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。ここで気を抜かないよう、以下のポイントをしっかりと把握しておきましょう。
内定が出たら
内定が出たら、まずは承諾するかどうかを決めます。すぐに承諾するのではなく、まずは以下の観点から入社するかどうかを判断しましょう。
- 社風は自分と合っているか
- 給与などの労働条件に問題がないか
- 複数社で迷ったら自分が重視する条件で比較する
社風は口コミサイトで社員の生の声を確認するのがおすすめです。また内定承諾前には契約書をよく読み、給与などの採用条件が面接時に話したものと相違がないかチェックしましょう。
複数社から内定が出ていて、1社に絞れない場合は、自分が重視する条件を満たしているかという観点から比較するのがおすすめです。紙に書き出して可視化することで、今までぼんやりしていたものがはっきりと見えるようになるでしょう。
退職の手続き
まずは直属の上司に退職する旨を切り出しましょう。目安は希望退職日の1〜2カ月前です。もし慰留をされても、退職理由は個人的なもので、現職では解決できない旨を伝えることが大切です。
その後改めて退職交渉を行うことになりますが、そのときにも意思が揺るがないことを伝え、退職日を遅らせるつもりはない点をしっかりと説明しましょう。想定される引き止め文句に対して、納得してもらえるような回答を準備するのも有効です。
退職交渉が終わったら、退職届を提出します。業務の引き継ぎやあいさつ回りは抜かりなく行いましょう。円満退社の秘訣は、『飛ぶ鳥跡を濁さず』です。
転職を成功させる秘訣

転職は現職の不満を解消するためにする場合がほとんどのため、できれば成功させたいものです。転職を成功させる秘訣を三つ解説します。
転職理由を明確にする
転職に成功する人は、転職する理由が明確です。転職の目的は、働くうえで現職では解決できない問題を解決することです。
そのため転職理由があいまいだと、目先の年収などの条件に目がくらんで転職先を選ぶといった行動をしてしまいます。それでは根本的な問題が解決できないので、さらに転職を繰り返すといった結果になりかねません。
現職に不満がある場合は、まずは自力で解決できないか工夫することも大切です。転職は自分の人生を左右するイベントなだけに、一時の勢いでするものではありません。
また面接でも、転職理由が現職ではどうにもならない点を伝えることで、説得力も増し、よい結果につながるでしょう。
譲れない条件を決めておく
転職先に求める条件は人それぞれですが、絶対に譲れない条件は明確にしておきましょう。譲れない条件には優先順位を付けて、同時に、ある程度は妥協できる条件も決めておきます。
たとえば、ワーク・ライフ・バランスを絶対の条件とするなら、給与は現状維持か多少下がってもいいという判断ができます。
一番よくないケースは、すべての条件を満たす企業を見つけようとして、結局見つからず転職をあきらめてしまうことです。
希望の条件をすべて叶えられる理想の会社はほぼありません。絶対に譲れない条件は死守し、その他は妥協するほうが転職は成功しやすいでしょう。
一つの企業にこだわらない
企業に応募する際は、本命以外の企業にも複数応募しましょう。複数社の面接を受けることは、面接の練習にもなります。また他社からも内定が出ていると安心感が生まれ、本命企業の面接もリラックスして臨めるでしょう。
もし本命企業しか受けていない場合、そこに落ちてしまったときに大きな焦りが生まれてしまいます。転職には運やタイミングも関わってくるものです。
本命でないと思っていた会社が、思いのほか自分に合っているケースも考えられるので、選考は複数社受けるようにしましょう。