応募書類の作成

事前準備が終わったら、応募書類を作成しましょう。応募書類とは履歴書と職務経歴書の2点を指します。各書類を書くうえでのポイントを解説します。
履歴書の作成
履歴書は本人確認書類の意味合いで使われるため、選考に直接関係することはほとんどありません。しかし履歴書には顔写真を貼付したり、職歴を記載したりするため、応募者の印象に少なからず影響を与えます。
そのため選考に関係ないからと手を抜いてはいけません。履歴書には自分の学歴や職歴、志望動機などを記載します。
準備せずに書き始めると、スペースが足りなくなったり、極端に余白が残ったりしてしまうため、下書きをしてあらかじめレイアウトを決めておくとよいでしょう。
職務経歴書の作成
職務経歴書は自分の職務経験や能力をアピールするための書類で、書類選考の合否に大きく関わります。見やすさとわかりやすさを心がけて、自分を魅力的にアピールしましょう。
職務経歴書の自己PRを書く際は、以下の流れで書くと効果的です。
- タイトル
- 業務内容
- 達成したこと・成果
- 得られたスキル
- 会社に貢献できること
以上の流れを意識することで、その企業に合った自己PRが書けるでしょう。また志望動機も企業ごとに合わせたものを準備することが大切です。
もし書き方がわからない場合は、転職サービスが用意しているものを使うとよいでしょう。内容を魅力的に書けるようなフォーマットになっているのでおすすめです。
面接のコツ

面接は合否を分ける重要なポイントです。面接のコツを三つ解説するので、内定を取るためにしっかりと確認しましょう。
身だしなみに気を付ける
スーツはハイブランドや高価なものを着る必要はありません。重要なのは清潔感と、フィット感です。面接前にスーツをクリーニングに出しておくとよいでしょう。
スーツの色は、誠実さや聡明な印象を与えられる濃紺がおすすめです。靴はきれいに磨くか、新品に取り替えましょう。
私服でOKの場合は、シャツやジャケットなどのオフィスカジュアルで臨むのが無難です。私服といっても、どのような服装でもよいわけではありません。たとえば、ダメージジーンズや露出の多い服装は避けましょう。
髪型も清潔感を意識しましょう。常識の範囲内であれば、そこまで細かくこだわる必要はありません。
基本マナーを守る
部屋の入退室や、面接時の最低限のマナーは押さえておきましょう。面接時に過剰に慌てる心配がなくなります。
面接の10分前には到着するようにし、待合室に通されたらスマホや本などは見ずに案内を待ちましょう。部屋に入るときはドアを3回ノックし、返事があったら『失礼いたします』と言ってから入室します。
面接中は、基本的には視線を面接官のほうへ向けておくのが無難です。面接官が複数人いる場合は、話している人のほうを向きます。表情はリラックスしておくのがよいでしょう。
部屋を出るときには『ありがとうございました』とお礼を伝え、最後に『失礼いたします』と加えてから静かに退室するのがポイントです。
よくある質問を押さえておく
面接時に聞かれる質問は企業によって異なりますが、その中でも頻繁に聞かれる質問があります。とっさに聞かれた質問に対し、その場で十分にアピールするのは難しいものです。
よく出る質問にはあらかじめ回答を準備しておくとよいでしょう。深掘りされたときの回答まで用意しておくと安心です。質問の意図をきちんと把握したうえで回答を準備しないと、アピールが不十分になってしまいます。
転職サービスのサイトを見ると、よくある質問をまとめた記事や資料を公開している場合があるので、一度検索してみることをおすすめします。