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メジャー移籍後は自身と向き合う時間が長くなり、大きな糧となった
将来をイメージするためにうってつけの空間

メジャー移籍後は自身と向き合う時間が長くなり、大きな糧となった

「次のステップを踏むために欠かせない居心地の良い空間」|元プロ野球選手/野球解説者・五十嵐亮太
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

11年間ヤクルトの投手としてマウンドに立っていましたが、投手として伸び悩んでいた時期でもありました。ある程度の成績を残せていた一方で「このままではマズい!」と感じ、新しい刺激を求め、あえて厳しいメジャーリーグへの挑戦を決意しました。しかし、思い描いていたメジャーリーグの世界は、更なる試練となり、振り返ると「アメリカにいた3年間は辛かった」ことを思い出しますね。

アメリカの環境に関しては、そんなに馴染めないことはなかったんですが、文化の違いを感じていました。日本だったらキャンプから自分でいろいろやらせてもらえるんですけど、アメリカだと一つ一つの練習に時間が決まっていて、球数の制限もあったんです。

一番苦労したのはボールの違いに対応するのが難しかったですね。日本でやっていたスタイルでは通用しなかったので、投げていなかったカットボールやスライダーに挑戦しました。うまくいかない歯がゆさで苦しい時期ではありましたが、やらなきゃいけない環境に身を置くことで必死になり、少しずつですが成長できることを学べましたね。自分自身に問いかける時間はめちゃくちゃ長かったです。

最後まで乗り越えたという感覚はなかったですが、日本のシーズンよりも忙しさを感じながら日々を過ごしていました。日本では妥協するようなこともありましたが、メジャーでは「ダメだったら、次はこうしよう」と考えるようになり、イメージ通りにいかないことのほうが多かったんですが、日本にいるときの考え方と、アメリカを経験してからの考え方は大きく変わりました。そういった経験を貴重な財産として下の世代に伝えていきたいですね。

将来をイメージするためにうってつけの空間

「次のステップを踏むために欠かせない居心地の良い空間」|元プロ野球選手/野球解説者・五十嵐亮太
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

2020年、23年間のプロ野球人生に別れを告げました。通算で906試合、日本のみなら歴代7位になる823試合に登板し、追い求めていた“長く投げられる投手像”にもなれました。

そんな現役時代で、シーズンに向けて英気を養うときに真っ先に行くお店がありました。それが、創業から40年近い歴史を持つ「日本料理 菱沼(ひしぬま)」です。店主の菱沼孝之さんとの出会いがきっかけで、かれこれ15年もお店に通っています。

実は、娘が同じ幼稚園というご縁で菱沼さんと出会いました。いわゆるパパ友です(笑)。それから、優勝したときのお祝いもここで食べたりするんですが、どこか落ち着く場所で、夢を語り合ったりする居心地が良い場所なんですよね。サビひとつない調理器具が壁に掛けられていて、道具を大事にする菱沼さんの姿勢に刺激を受けます。

あとは、出てくる料理もそうなんですけれども、炉端で焼かれている鮎を見たりしながら、何も考えずに鮎が焼けていく姿を見ているだけでも心地良さを感じるんですよ。そういう時間ってなかなか味わえないので、非日常に近いところが僕にとっての隠れ家のような気がしていて。子どものころ秘密基地に入ってワクワクするような感じの場所ってあったじゃないですか? いろんなものが詰まってる、そんなことを思い出すお店だと思いますね。