目次
ブラック企業で月に80時間残業したら起こること
まとめ
ブラック企業で月に80時間残業したら起こること

ここまでの内容で、残業時間が何時間を超えると負担が大きくなるのかはおおよそイメージがつくようになったのではないでしょうか。
最後に、ブラック企業で80時間労働をしている人の口コミなどから、実際に起こった影響についてまとめておきます。
1.体調不良
80時間を超える残業をしている人の多くは、何らかの健康面への影響を感じています。
その多くは
- 食欲不振
- 吐き気
- 頭痛
- 寝不足
などですが、いずれも体力面と精神面に負担がかかりすぎていることで引き起こされます。
人間疲れ過ぎるとかえって眠れなくなる、ということが多く、「少しでも長く睡眠時間を取らなきゃ」と思っても、そのプレッシャーが邪魔になり余計に眠れず不眠に苦しむ人は多いです。
ものすごく疲れているのに眠りが浅くなり早く目が覚めてしまうので、結局常にかなり睡眠不足状態になる。
休みの日に死んだように寝ているだけで家族が心配する
お腹が空いていても食べたいものが考え付かず結局食べずに寝てしまう。3ヶ月で5キロも痩せてしまい健康診断で「低体重」と言われた。元気も出ずやる気などもちろん出ない。
2.精神疾患
体力面だけでなく精神面にも大きな負担となるのが80時間を超える残業。
ブラック企業に勤め、何らかの精神疾患を煩い退社する人は後をたちません。
- 適応障害
- うつ病
の2つは、ブラック企業勤務者が診断されることの多い病名です。
精神面に異常をきたしてしまうと、もはやその会社で働くことを体が拒否するようになるため、さまざまな拒否反応を起こしてしまいます。
ある日いきなり通勤時に会社の前で吐き気をもよおしその場から動けなくなった。その日は病院に行き仕事を休んだが、翌日も会社が近づくにつれて激しい吐き気。結局心療内科で「適応障害」と診断された。
営業職のため会社携帯を持たされているが、休みの日も容赦なくかかってきて対応に追われる。残業は月80時間を超え、休日出勤も頻繁。あるときから会社の携帯が家でも常に鳴っている幻聴に悩まされるようになり、そこから悪化してうつ病を発症した。
3.仕事の効率が下がりさらに残業が増える
悪循環そのものですが、80時間もの残業をしていれば、体も心も疲れ切ってしまうため業務の効率は非常に悪くなります。
健康な状態で睡眠も食事もバッチリ取っている人とは比較にならないほど効率が下がり、効率が下がることにより、さらに残業を増やしてしまうのはブラック企業あるあるです。
残業を少しでも減らしたいと業務効率化を図りたいけど、体が疲れ過ぎていて何も考えられない。毎日8時から23時まで会社にいるけど、こんなに疲れていなかったらどんなに遅くても21時には退社できているはず。とにかく頭が回らず仕事が捗らない。
食欲不振や寝不足が続き疲労レベルが限界。会社にいてもメールの処理にさえ時間がかかり、何時間もぼんやりしてしまう。早く帰りたいと思う気持ちはあるけれど体と頭がついてこず、毎日終電ギリギリの生活。
まとめ
今回は、ブラック企業の残業時間に注目し、具体的に残業時間がどのくらいあれば負担が大きくなるのかについて解説しました。
80時間は過労死ラインということを頭に入れるのはもちろん大事ですが、それ以前に45時間、60時間の残業でも十分健康被害を引き起こす可能性があることも覚えておきましょう。
特に、ブラック企業では残業時間が長い上、その残業手当が支払われていないケースも多いです。
今あなた自身がおかれている状況が適切であるか、今一度客観的に判断してみましょう。
「皆頑張っているから、自分もやらなきゃ」と自分を追い詰めていると、知らないうちにどんどん負担が溜まり、爆発してしまう可能性もあります。
最も大切なのは、健康でいること。
そのためにも、度を超えた残業時間がある場合には手を打つ必要があります。
あなた自身の将来のために、今一度現状を見つめ直してみてくださいね!
提供元・キャリアゲ
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