明るさセンサーで自動的に調光する「ScreenBar Plus モニターライト」
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「ScreenBar Plus モニターライト」はモニターの上に設置するタイプの照明器具。画面や手元を適度に照らすことで読み書きがしやすくなり、仕事の効率をアップする。スタンド型のライトに比べ、モニターの上に設置できるため限られた仕事机のスペースを節約できる。手元のコントローラーに照度センサーが内蔵されており、周囲の環境変化に合わせて常に快適な明るさを保ってくれる機能も魅力だ。
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その明るさはアメリカの規格協会(ANSI)の推奨値である500ルクスに合わせているという。コントローラーにはダイアルがあり、手元で手軽に明るさや色温度を自分好みに調整することもできる。また、独自開発の光学設計により、光がモニターに反射しないのも特徴だ。ライト自体も下向きのため、反射光も含め光が目に直接入ることがなく、目の疲れを軽減できるという。
明るさ自動調整機能で目の疲れを感じづらくなった
試用してみると、GW2785TCとScreenBar Plus モニターライトの両方が持つ明るさ自動調整機能のおかげで、確かに目の疲れを感じにくくなった。室内は一般的に朝晩は暗く、昼間は明るくなるが、それに追従してモニターが自動的に明るさを調整してくれるため、常にモニターが見やすく、自らの目の調整機能を酷使しないためだろう。
また、手元で読み書きの作業をおこなう際にはScreenBar Plus モニターライトが効果を発揮した。照度センサーが手元のコントローラーにあるため、ライトの強さがちょうど読み書きに適した明るさに保たれるのだ。
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下位製品の「ScreenBar モニターライト」の場合は照度センサーがライトの上にあるため、この点は上位版のアドバンテージといえる。ScreenBar Plus モニターライトの効果をより具体的に確かめるため、スマートフォンのカメラを使って照度を測定できるQUAPIX Liteアプリを使い変化を確かめてみた。被写体には色鮮やかで文字があるものとして、プリンタ用インクの箱を用いている。
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まず、ScreenBar Plus モニターライトなしの場合を確認してみた。
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インクの箱も含め、全体的に暗いことがわかる。この実験をおこなった日は快晴であり、南向きの窓がある部屋で13時頃に検証をおこなったのだが、それでもこの結果ということで正直驚いた。
これに対し、ScreenBar Plusライトを使った場合は、大きな違いがあるのがわかる。
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プリンターの箱はもちろん、机自体も明るくなっており、たとえ南向きの窓がある部屋であっても設置の効果があるといえる。体感的にも文字がくっきり読みやすくなり、疲労が少ないように感じた。デスク全体を比較すると大きな違いがわかる。
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モニターライトを付けた場合、机の上全体が明るくなっている。一方でうたい文句通りモニターへの光の反射は感じられない。ScreenBar Plus モニターライトの消費電力は最大で5Wと小さい。12時間使い続けても電気代は最大でも約1.5円だ(電気代を1kWhあたり25円とした場合)。自動調整機能で明るさが抑えられれば消費電力はより小さくなる。