サラリーマンがFXを始める際、「FXは副業になるのか」という点を気にされている方はいるでしょうか。近年、日本では多くの企業で副業を推奨する動きが出てきました。新型コロナウイルスの影響もあり、働き方の変化に迫られている企業も出てきています。社会が変わりつつあるとはいえ、会社とのトラブルを懸念してFXを始められない方もいるかもしれません。FXが副業に該当するかどうか、また副業にできる場合のメリットとデメリットなどを紹介します。
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新型コロナウイルスによりFX取引高が過去最高
FXはゼロサムゲーム
新型コロナウイルスによりFX取引高が過去最高
2020年はじめ、新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって金融市場が混乱しました。為替相場変動も大きくなったことで収益の期待が高まり、2020年3月にはFXの取引金額は1,015兆6,123億円で過去最高となりました(2020年店頭外国為替証拠金取引月次概況より)。
3月以降、取引高は落ち着きますが、2020年9月は547兆9,287億円と、前年に比較しても高いまま推移しています。
FXの取引が活発になった要因には、外出自粛でリモートワークをする人が増え、比較的時間の融通が利くようになったことも考えられます。
FXはゼロサムゲーム
FXのことを調べたりすると、よく聞くフレーズとして「参加者の9割は負ける」「初心者の9割は1年以内にFX市場から撤退する」があります。お聞きになったことがある方も多いかもしれません。
この内容の根拠となるデータはないようです。しかし為替相場というのは、誰かが勝って(儲かって)いれば別の誰かが必ず負ける(損をする)ゼロサムゲーム、ということは理解する必要があります。