志望動機の例文

熱意が伝わり採用後のビジョンをイメージしやすい志望動機を作るには、具体性やオリジナリティが大切だと分かりました。志望動機を書くときの参考になるよう、転職のシーン別に例文を紹介します。
未経験職種の場合
未経験の職種へ応募するときには、チャレンジしようと考えた背景が志望動機の結論です。スキルや経験では前職での経験を書きます。その上で、どのような仕事をしたいかまとめましょう。
未経験であることをカバーするために、いま行っている努力についても含められるとよいでしょう。例えば下記のように作成できます。
「飲食店の店長として3年間勤務する日々で、レジや小口現金の管理に携わっていました。店舗運営の中でも特にお金の管理に興味を持ったことで、経理の仕事にチャレンジしようと考え始めました。
前職でお金の管理を通して、経費を削減し利益アップにつなげた経験を活かし、バックオフィスから会社の経営を支える経理として活躍したいと考えております。」
第二新卒の場合
第二新卒として転職活動をするときの志望動機は、「またすぐに辞めてしまうのではないか?」という採用企業が抱く不安を解消することをメインに構成するのがポイントです。
短期間の社会人生活で得たものに加え、熱意をアピールできるとよいでしょう。下記に例文を紹介します。
「住宅の基礎工事を行う作業員として1年半働いています。希望した仕事ではありますが、次第に高校時代にコンビニのアルバイトで感じた、人と接する楽しさを得られる仕事がしたいと思うようになり、御社の営業を志望しました。
現在の仕事をすぐに辞めるのは思いとどまり、社会人としての基礎知識と満足できる作業ができる技術力を身につけたら転職しようと決めたのです。1人で任される仕事が増えてきたことを機に、転職活動を始めました。」
空白期間がある場合
前職を退職後、転職活動までに空白期間がある場合、働く意欲を中心に、採用担当者が安心して採用できる志望動機にします。そのためにも、前職の退職理由・ブランクの理由・ブランク中にしていたことなどに触れましょう。
留学していたなら勉強していた内容を、介護をしていたならその経験をどのように活かしたいのかを書きます。
「体調不良により前職を退職後、半年ほど休養を取っていました。その間行っていたのは読書です。ビジネス書を中心に読む中で、やっぱり営業が好きだと感じました。
一度は体調不良で諦めましたが、現在は回復していること、御社の体制であれば前職での経験を活かし売上に貢献できると考えたことを理由に、志望しました。」
自分だけの志望動機を見つけよう

転職では、採用担当者に自分のことを知ってもらわなければいけません。そのために重要な役割を果たすのが志望動機です。人柄や熱意をアピールできるほか、今後どのような仕事をしたいかも伝えられます。
ただし、どの企業にもいえるような志望動機では、マイナスの印象を与えかねません。応募する企業だからこその、具体的な理由が必要です。構成や紹介した例文を参考にしつつ、オリジナルの志望動機を作成しましょう。
提供元・キャリアゲ
【関連記事】
・大学中退して就職で後悔した理由と大学中退して就職で後悔しなかった理由【経験者談】
・高卒で公務員を目指す前に知るべき3大事実 | 高卒で目指せる国家・地方公務員やメリット・デメリット
・高卒こそ狙うべき国家資格10選 | 資格を選ぶ際のチェックリスト付き
・おすすめの転職エージェント21選。選び方や活用するメリットを解説
・職歴の正しい書き方。履歴書や職務経歴書を書くときのポイントを解説