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さらに志望動機をみがくポイント
NGな志望動機の例

さらに志望動機をみがくポイント

転職は志望動機が重要。履歴書に志望動機を書くコツと例文を紹介
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

結論・スキル・入社後の展望で構成する志望動機は、工夫するとより伝わりやすくなります。文章量や表現のポイントを押さえ、よりよいものに仕上げましょう。

提出方法に合わせて文章量を変える

転職活動において、志望動機を書く機会は一度ではありません。履歴書や職務経歴書に数行書くほか、A4用紙1枚程度にまとめることもあります。

伝える内容は同じでかまいませんが、文章量は変えなければいけません。わずか数行の志望動機をそのままA4用紙に書くと、ほとんどが空欄になってしまいます。内容がよくてもこれではマイナス印象につながりかねません。

数行で書く志望動機は、要点をまとめて簡潔に書くのがポイントです。不要な表現を消したり、長い固有名詞を短い単語に言い換えたりすることで、すっきりまとまります。

伝え方はできるだけポジティブに

転職を決意するときには、ネガティブな理由によることも多いでしょう。例えば上司からパワハラを受けていた、連日の残業で心身ともに疲労がピークだった、といったケースです。

これは本当のことだとしても、そのまま伝えると会社批判と捉えられる可能性があります。場合によっては、社内の事情を外部へ漏らす人物と判断されるかもしれません。

大切なのは転職理由を『ポジティブ』に言い換えることです。例えば「残業月20時間以下の御社であれば、心身ともに万全の状態に整えて仕事に取り組めると感じました」とします。

その後に仕事でどのように貢献していきたいのか、という内容へつなげると、前向きな印象を与えやすいでしょう。

NGな志望動機の例

転職は志望動機が重要。履歴書に志望動機を書くコツと例文を紹介
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

コツを押さえて作成した志望動機は、採用担当者へ熱意を伝えられます。しかし書き方によっては、熱意を半分も伝えられないでしょう。そのような志望動機のNG例を紹介します。

オリジナリティがない

NG例としてまず挙げられるのが、オリジナリティのない志望動機です。インターネットや参考書を見ると、たくさんの志望動機の例文が見つかります。

中には、これらに掲載されている志望動機を少し書き換えて提出している人もいるかもしれません。この方法だと、ある程度まとまった志望動機を書けますが、オリジナリティには欠けてしまいます。

また数々の志望動機を見ている採用担当者には、あなた自身の言葉でないことはすぐに分かってしまうでしょう。インターネットや参考書の例文は、あくまでも内容に含める要素や構成を参考にするものです。

文章に苦手意識があるとしても、応募企業について調べたオリジナルの志望動機を作成しましょう。

具体的な内容がない

どの会社の志望動機としても使えそうな内容もNGです。具体的なことが何も伝わらず、マイナス評価につながるでしょう。

例えば「御社の理念に共感しました」と単に書いてあるだけでは、理念のどのような部分になぜ共感したのかまったく伝わりません。共感したのであれば、その理由まで書くようにします。

「学ばせていただきたいと思っています」というのも、何を学びたいのか具体的な内容が必要です。成長意欲のアピールではなく、受け身な姿勢と受け取られてしまいます。

応募企業のサービスや商品のファンであるというのはよいでしょう。しかし理由がなければ、単なる感想です。理由とセットにすることで、分析力のアピールができます。

給与など待遇面が中心になっている

採用担当者が志望動機を通して知りたいと思っているのは、応募者の人柄やキャリアプランなどです。そのため志望動機が給与や残業時間など待遇面のみでは、採用担当者の期待と異なる内容になってしまいます。

「より待遇のよい企業があればすぐに転職してしまうのでは?」と思われる場合もあるでしょう。たとえ魅力に感じているのが待遇面だったとしても、その面だけにフォーカスするのは望ましくありません。

給与が魅力的なら、なぜお金を稼ぎたいと感じているのか、数ある稼ぐ方法の中でなぜこの企業を選んだのか、よりお金を稼ぐために企業へどのような貢献ができるか、などを書くと、人柄にも通じる内容に仕上がります。