人間と動物が心を通わせることがあるように、異なる種類の動物同士が心を通わせ、仲良くしている姿は心温まるもの。とあるお家では、仲良く暮らす猫さんとうさぎさんの様子を見ることができます。
座った猫さんの背中にうさぎさんが乗りかかり、まるでリュックを背負っているような「おんぶ」の光景がTwitterに投稿されました。
仲睦まじい様子を見せているのは、黒白のハチワレ猫「ビビ」くんと、ホーランドロップイヤーの「キナオ」くん。ビビくんは元保護猫で、保護した当時は警戒心が非常に強く、近づく人間を威嚇するほどピリピリしていたんだそうです。
キナオくんは飼い主さんの知人から譲り受けた男の子。親兄弟と別れ、自分だけ別の家にもらわれてきたので、1人ぼっちで寂しかったのではないか……と飼い主さんは推測しています。
人間を寄せ付けないほど警戒しているビビくんと、寂しそうにしていたキナオくん。対面してみると、ビビくんは「ピリピリしていた空気が和んだ感覚がありました」と、どうやら互いに相通じるものを感じ取った様子だったといいます。
ビビくんとキナオくんは初対面から急速に距離を縮め、1週間もしないうちに仲良しになったんだとか。それから1年3か月が経ち、食事の時やおやつの時にスキンシップをとっていると飼い主さんは語ってくれました。
普段の様子をうかがってみると「ビビが近づくとキナオは決まってビビを追いかけ回して、背後からピッタリくっついています。ビビはとくに嫌がる様子もなく、『しょうがないなぁ』的な感じで許しています」とのこと。ビビくんがキナオくんをおんぶする姿は、互いに信頼しあう関係ならではといえそうです。
この「うさぎリュック」、最終的にビビくんが逃げて終わるそうですが、キナオくんをおんぶしている間、双方はどんなことを考えているんでしょう？もし言葉が分かるのなら、聞いてみたいですね。
＜記事化協力＞
ジェリクルさん（@jIcyoBQbkwFz0Za）
文・咲村珠樹／提供元・おたくま経済新聞
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