イシゴカイやアオイソメに代表される虫エサ。今回は、虫エサの保存方法と秘訣を解説するので参考にしてほしい。

虫エサは釣りエサ代表

イシゴカイやアオイソメに代表される虫エサは、ハゼ釣りやキス釣りにはなくてはならない必需品だ。特にこの時期は出番の多いエサだが、最大の問題は日持ちしないこと。それが暑い季節ともなればなおさらだ。

個人の釣りエサ店が次々と廃業している今、入手先は大型の量販店しかないという人も多いだろう。その大半は営業時間が午前10時から。早朝の釣りでは前日のうちに入手する必要があるが、保管状況が悪いと翌日には弱っていることも多い。

せっかくの釣行を台無しにしないためにも、今回は虫エサを長持ちさせる方法をアドバイスしたい。

鮮度保つ秘訣は保湿と温度

エサの鮮度を保つ秘訣(ひけつ)はズバリ、保湿と温度管理。そのために必要なものは、木製のエサ箱とクーラーボックスだ。

虫エサは鮮度が命 保湿と温度管理にこだわった保管の秘訣を公開
(画像=虫エサは鮮度が命 保湿と温度管理にこだわった保管の秘訣を公開エサ箱は素材によって使い分けよう(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

虫エサを買うと入れてくれる茶色い粉。あれはバーミキュライトと呼ばれるもので、木くずのように見えるが鉱石だ。保水性や断熱性を持たせるため、原石を焼成加工して膨張させてある。

滑り止めと思っている人も多いが、主な目的は乾燥を防ぐとともに余分な水気や代謝による排せつ物などを吸収することと、温度の急変を防ぐこと。