目次
不動産投資ローンを借りる手続き
 ・事前審査
 ・不動産の売買契約の締結
 ・本審査・金銭消費貸借契約
 ・融資実行
不動産投資ローンを利用するなら、まずは不動産会社に相談を
 ・不動産投資で利益を上げるなら、不動産投資ローンが不可欠

不動産投資ローンを借りる手続き

不動産投資ローンとは? 審査を通過するコツや注意点をわかりやすく解説!
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

最後に、不動産投資ローンを借りる手続きを解説していきます。

不動産投資ローンを借りる手続きは、事前審査から始まります。ローンの実行までは、早くて数週間、1カ月程度はかかると考えておくとよいでしょう。

事前審査

不動産を買う場合のローンの審査は「事前審査」「本審査」の2段階になっています。ローンを実行するかを決める審査には時間・手間がかかる一方で、ローンの審査に落ちてしまうケースは多々あります。そのため、審査を2段階にすることで、すべての物件に本格的な審査をかける必要がなくなり、その分多くの物件に対してローンの審査ができるような仕組みになっています。

事前審査では、ご自身の与信力(借入れや延滞の履歴等の個人信用情報・収入・金融資産など)と、物件概要の資料などで審査が行われます。

なお、事前審査を含め、ローン審査では不動産会社が協力してくれます。不動産会社の力も借りながら、審査を進めていきましょう。

不動産の売買契約の締結

事前審査が通ったら、銀行がローンを貸してくれる可能性は大きく上がります。不動産の購入資金が調達できないリスクは大きく下がるため、売買成立に向けて一歩前進することになります。そこで、事前審査が通った段階で、売買契約を締結する流れとなります。すべての金融機関でこの流れというわけではなく、事前審査時に売買契約書が必要となる金融機関もあります。

なお、事前審査が通っても本審査で落ちてしまうケースもあり、この場合に備えて、売買契約ではローン審査に落ちた場合は契約が白紙撤回されるという条項をつけて契約するのが一般的です。

本審査・金銭消費貸借契約

本審査では、ローンの対象となる物件について細かく調査されます。不動産投資ローンが返済されない場合、貸し手は返済の代わりにその物件(担保物件)を手に入れ、売却することで貸したお金を回収することになります。そのため売却で十分な金額が取り戻せるかどうかを判断するために資産価値を詳しく調査することになります。また、借り手の健康状態など、与信力について詳しく調査される場合もあります。

不動産投資のアパートローンの場合、融資実行までの期間が短いため、本審査と金銭消費貸借契約がイコールの場合があります。金銭消費貸借契約は、お金を借りることについて、条件を細かく定めた契約を結ぶことです。

融資実行

物件の引き渡しと同日に融資が実行され、抵当権なども登記される流れになります。

不動産投資ローンを利用するなら、まずは不動産会社に相談を

不動産投資ローンとは? 審査を通過するコツや注意点をわかりやすく解説!
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

不動産投資ローンについて解説してきましたが、実際に不動産投資ローンを利用する場合、まずは不動産会社に相談することをお勧めします。ご自身でゼロから金融機関を歩いて回る必要はなく、不動産会社から金融機関を紹介してもらうことができれば、時間と労力を節約できます。

不動産会社は多くの不動産投資ローンの審査を支援してきた実績があり、不動産投資ローンの基本的な知識を教えてくれたり、相談にのってくれることでしょう。時によって、不動産会社を介した方が有利な金利が適用されることもあります。

自分で解決しようとして時間を使いすぎたり、誤った知識を持ってしまうよりは、まずは不動産会社に相談するのがおすすめです。

不動産投資で利益を上げるなら、不動産投資ローンが不可欠

不動産投資ローンを使うとレバレッジ効果を使って高い利益を上げたり、自己資金を残して、さらにほかの投資商品へ投資することで、資産規模を大きくすることも可能となります。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

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