面接で落とされる原因

面接では、話す内容だけでなく雰囲気や行動を見られています。質疑応答の対策をしていても、基本的なところが抜けていると内定をもらえない原因になるでしょう。どんなところに注意すればよいのか、一般的なケースを紹介します。
ビジネスマナーが身についていない
仕事をするうえで重要なのが、『社会人としてのマナー』です。就職後にもある程度研修などがありますが、まったくマナーが分かっていないと面接で落とされる原因になります。
就職後の研修時に説明されるのは、細かいマナーや業界内での暗黙のルールなどがメインとなるでしょう。基本的なマナーはすでに分かっていることが前提条件です。
髪型や身だしなみはもちろん、敬語がきちんと使えるかについても見られています。連絡もなく面接に遅刻するなど、一般的なルールが守れないのも問題です。
アルバイトでは許されていたことも、社会人として働くうえではマナー違反の可能性があります。非常識な行動をしていないか、あらためて自分を振り返ってみましょう。
受け答えが上手くできない
面接に慣れていないうちは、緊張から相手の意図を読み間違えたり、答えに詰まってしまったりします。
質問と答えを暗記しようとしても、全文をすらすら覚えるのは難しいでしょう。途中で忘れてしまって、よけいにあわててしまう可能性もあります。
まずは、学校や就職サポートをしてくれるサービスを利用して面接の練習をしましょう。内容も丸暗記しようとするのではなく、伝えたいことを簡潔にまとめるのが大切です。
面接官に何を伝えたいのか、軸になるものが分かっていれば話がブレることはありません。「これだけは伝えたい」と考える内容を書き出してみましょう。
書類選考で落とされるときの対策

書類選考で落ちてしまうときは、『応募している企業が自分に合っていない』ことや、『書類上でのアピール不足』が考えられます。アピールできる内容が思いつかないときは、新たに作り出すのも重要です。
視野を広くする
書類選考の時点で落ちてしまう場合、志望分野や企業を広げるのも重要です。応募している企業が自分に合っていないと、選考に通りにくくなってしまいます。
『どんな業種でもよいから適当に応募する』のではなく、自分が持つスキルや特徴に合う分野を探すのが大切です。
「現時点ではほかによい企業が見つからない」と感じるときも、すぐあきらめるのではなく、今まで見ていなかった分野に注目してみましょう。
説明会やイベントに参加し、興味を持てる企業を探すのも大事です。魅力的な業界を発見するきっかけにもなります。
業界・企業分析を行う
応募する企業を深く知ると、志望動機に何を書けばよいか見えてきます。また、業界や企業の特徴に合った自己PRもできるでしょう。
業界や企業の分析は、さまざまな場所でできます。説明会に参加して話を聞くのも一つの方法です。
そのほか、業界の実態を知るために関連の本や雑誌を読むのもよいでしょう。内定者の声を紹介する就職関連のサイトも役立ちます。
企業内部の魅力や課題を知るだけでなく、ライバル会社の状況も調べることで理解が深まっていくはずです。
インターンシップ等で実務経験を身につける
実際の企業で働きながら研修を受ける『インターンシップ制度』は、実務経験を身につける手段として役立ちます。しかし、通常のインターンシップは大学生が1〜2カ月かけて実務を学ぶスタイルが一般的です。
専門学生やフリーターが参加できるインターンシップは限られていますが、対象とする企業やサービスもあります。短期間のお試し研修も含めて、参加できる可能性はあるでしょう。
『実際に仕事をしたことがある』というのは、企業から見ても大きな魅力です。短期間であったとしても、自己PRとして記入できます。
特に即戦力になることが求められる『中途採用』を目指す社会人は、参加できるサービスを探してみましょう。