目次
転職理由総合ランキングTOP10【4~6位】
転職理由総合ランキングTOP10【7~10位】
転職理由総合ランキングTOP10【4~6位】

続いて、転職理由総合ランキングの4~6位を紹介します。現職でのワーク・ライフ・バランスや待遇面についての転職理由をあげている人が多い傾向になりました。
参考:転職理由ランキング2020年度<総合>|doda
4位 給与に不満がある
転職理由ランキング4位は『給与に不満がある』でした。徐々に景気が良くなってきていますが、その恩恵がすべての従業員に行き渡っているわけでありません。
仮に会社の業績が良くても、中小企業やベンチャー企業では給与が低いと感じる人は多いでしょう。
また、近年ではハイクラス向け転職サービスが増えてきていたり、SNSが普及したりしていることもあり、「転職したら待遇が良くなった」という意見を目にすることも多くなってきました。
現職の給料の低さから、仕事に対するモチベーションが低下し、転職を検討する人が増加している傾向です。
5位 残業が多い/休日が少ない
残業が多かったり、休日が少ないことが原因で転職を考える人も増加してきています。
その理由としては、働き方改革の影響などによって、ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方を理想とし、プライベートの時間を確保したいという考えが一般的になりつつあるからだと考えられます。
特に接待や会食で、労働時間に含まれない仕事の時間があると、不満を感じやすくなるようです。ワーク・ライフ・バランスを重視したい人は、希望の業界・職種内での会食や他社への接待がどれくらいの頻度であるかを調べておきましょう。
6位 市場価値を上げたい
同じ業界で働き続けていると、「成績を上げているのに評価されない」と感じたり、「自分の市場価値が低いのでは」と不安になったりすることから、「市場価値を上げたい」と考える人も多く、転職理由の6位になりました。
キャリアパスの描き方として、これまでは同じ会社で働き続けて市場価値を高めていくことが一般的な考え方でしたが、近年では転職を行うことで自分の市場価値を高めていきたいと考える人が増えてきました。
しかし、何も計画せずに転職し続けることは、かえって市場価値を下げてしまうことになります。事前にキャリアプランを立て、市場価値を高めていけるように転職を行いましょう。
転職理由総合ランキングTOP10【7~10位】

ここからは、転職理由総合ランキング7~10位までを紹介します。事前に知っておくことで、今後の働き方やキャリアパスについて考えられるでしょう。
参考:転職理由ランキング2020年度<総合>|doda
7位 専門知識・技術を習得したい
営業職や一般事務職など、長く勤めていても専門的な知識や技術が習得しない業種で働いていると、将来に不安を感じて転職を考えるようになるケースは珍しくありません。
近年はインターネット業界やIT業界が急成長しており、エンジニアやプログラマーなどの専門職の需要は高まってきています。これらの業界は発展途上であるため、教育に力を入れている企業も多く、習得できる専門知識・技術が多いでしょう。
また、需要の高い専門知識・技術を身に付ければ、その後の転職活動で困る可能性が下がります。そういった点から、専門知識・技術の習得を目標に転職活動を考える人が増加してきていると考えられるでしょう。
8位 倒産/リストラ/契約期間の満了
中小企業やベンチャー企業は、大手企業に比べて事業の縮小を余儀なくされる可能性が高く、場合によっては倒産やリストラによって、転職活動を始める人がいます。
また契約社員や派遣社員など非正規雇用の労働者は、正社員のように長期的な雇用が保証されていないため、不安定な生活が続くことで将来に不安を感じ、転職を考える人が多くいます。
そのほか、定年後のセカンドライフとして仕事を探したい人も増えてきています。その理由としては働いていた会社で再雇用されず、アルバイトや同業界の別企業で働かなければ生活が苦しいこともあげられるでしょう。
9位 幅広い経験・知識を積みたい
今と違う職種で働いて視野を広げたいという考えが、20代前後の若年層を中心に見られるようになってきています。
理由は、同じ業界・職種で働き続けていると経験や知識に偏りが生まれ、「このまま今の会社で働き続けて良いのだろうか」という不安を抱えながら働いている人が多いからと考えられます。
実際、長く同じ職種・仕事についていても、キャリアアップや昇給のチャンスが巡ってこないことが多くあり、上昇志向の強い人にとってはストレスが溜まる要因になっているのかもしれません。
そういったことから、違う業界や職種への転職をして、実績や経験を増やしていきたいと考える人は少なくないでしょう。
10位 雇用形態を変えたい
長い間アルバイトや派遣社員などの非正規雇用で生計を立てていると、将来どのようなキャリアパスを描けるかがわからなくなり、徐々に将来に対する不安が大きくなっていく傾向にあります。
そのため今よりも安定した生活を実現するために、雇用形態を正社員に変えたいと考え、転職活動を始める人は多いようです。
一方で、正社員として働いていて責任の重さから心身に異常をきたしてしまい、非正規雇用に雇用形態を変えたいと考える人もいます。