年収が高い職業トップ3

年収が高い職業の上位三つを紹介します。どの職業も就くには狭き門をくぐる必要があり、誰でもなれるわけではありません。しかし、なぜ年収が高くなっているかを知ることで、自分の仕事選びに役立てることができるでしょう。
パイロット
パイロットは、どの時代でも憧れの職業の一つでしょう。パイロットの平均年収は約1700万円で、数ある職業の中でも最も年収の高い職業です。
パイロットは多くの乗客の命や貨物を預かるので、その責任は並大抵のものではありま せん。また、視力などの身体的な条件もあることから、限られた人しかできない仕事です。
近年は、大手だけでなく格安の航空会社の新規参入も目立っており、両者に収入差はあるものの、格安の航空会社の場合でも1000万円以上は稼ぐことができるケースが多いようです。
医師
医師も年収が高い仕事の筆頭に挙げられる職業で、平均年収は約1300万円です。医師も患者の命に大きく関わる仕事であり、高い専門知識が求められます。
ただし、医師には『勤務医』と『開業医』の2種類があり、どちらの医師になるかによって年収も変わります。また、勤め先の病院の規模や場所、専門分野によっても年収が変わるでしょう。
医師になるには大学の医学部を卒業した後、国家試験に合格し、さらに2年以上研修医として経験を積まなければなりません。医師になるまでには相当なお金がかかるため、家庭の経済状況も大きく関係します。
大学教授
大学教授の平均年収は約1070万円で、パイロットや医師に次ぐ水準です。大学教授の年収は私立か国立かで大きく変わり、私立の方が年収は高い傾向にあります。また、都市部の大学の方が年収が高いのも特徴です。
大学教授になるにはさまざまなステップを踏む必要があり、その道は険しいものとなっています。教授の手前に准教授や講師というポジションがありますが、それらの人全員が必ず教授になれるとは限りません。
教授になるには数多くの論文や研究実績を残し、評価される必要があります。生涯をかけて、自身の専門分野を研究し続ける覚悟が必要でしょう。
高卒でも高年収を目指せる職業

高年収の医師や大学教授は、大学の卒業が前提となっている場合が多いようです。しかし、高卒でも比較的すぐに就くことができて、かつ高年収を目指せる職業は存在します。
高卒の人は実力主義の職業に就けば、自分の頑張り次第で年収アップを目指せるでしょう。
ITエンジニア
ITエンジニアは難しそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、未経験でも挑戦しやすい職業の一つです。IT業界は慢性的な人材不足となっており、未経験者でも入社後に育成する方針を取っている企業は多いようです。
学力に自信がなくても、研修制度の整っている会社に入社すれば、立派なエンジニアになれることでしょう。
そして、IT業界は実力主義の色が強いため、高いスキルを身に付ければ高年収を目指すことも可能です。スキルに自信があればフリーランスとして独立することも可能で、自由な働き方を希望する人にはおすすめの職業といえます。
不動産営業
不動産営業は、数ある営業職の中でも特に稼ぎやすくなっています。不動産は商材の単価が高く、その分成約件数が多ければほかの業界よりもインセンティブが弾みやすいためです。
また、不動産業界は未経験者でも積極的に受け入れる企業が多くあります。入社後に覚えることは多岐に渡りますが、熱意をアピールすれば採用される可能性は十分にあるでしょう。
不動産営業も実力主義の世界であり、成果を出せば高卒でも大卒以上の年収を稼ぐことが可能です。
保険営業
不動産営業と並んで高年収を稼ぎやすいのが、保険営業です。稼げる仕組みは基本的に不動産営業と同じで、いかにインセンティブを稼ぐかが鍵となります。
国内の保険会社の給与体系は基本給+インセンティブとなっている場合が多く、インセンティブの報酬は契約金額の20〜70%が相場です。
一方で、外資系の保険会社になると、基本給がなくインセンティブのみで稼ぐ『フルコミッション制』を取り入れている企業があります。
フルコミッション制の方がインセンティブが弾みやすいので、バリバリ稼ぎたい人は外資系の保険会社を目指してみるのもよいでしょう。