年収が高い職業に就きたいと考えている人は多いでしょう。しかし、中には高卒などで自信がない人もいるのではないでしょうか?年収が高い職業の具体例や目指すためのポイント、収入アップに役立つ資格を解説するので、高年収を実現したい人は必見です。

目次
いくらからが高年収?
年収が高い職業の特徴

いくらからが高年収?

年収が高い職業とは?学歴不問の高年収な職業と目指すためのポイント
(画像=『キャリアゲ』より引用)

『年収が高い』といっても、そもそもいくらからが高い年収といえるのでしょうか?統計データなどから高年収の定義を考察します。

日本人の平均年収は約433万円

令和2年分の『民間給与実態統計調査』によると、日本人の平均年収は約433万円です。男女別で見ると、男性は約532万円、女性は約293万円です。一般的に高年収というには、男女ともにそれぞれの平均年収以上である必要があるでしょう。

なお、日本人の平均年収は10年前と比べると、約20万円増加しています。年によっては前年より下がる年もありますが、大きな流れとして日本人の平均年収は増加傾向にあるといえるでしょう。

参考:令和2年分 民間給与実態統計調査|国税庁

高卒者の平均年収

平均年収は、学歴によって大きく異なることが分かっています。厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに試算すると、男性では約413万円、女性では約305万円です(ボーナス・特別給与等を考慮し、ひと月の賃金×14として計算)。

一方で、大卒の平均年収は男性で約549万円、女性で約403万円と試算できます。高卒と大卒で比較すると、男性では約136万円、女性では約98万円もの差があります。

高卒と大卒では初任給の金額や昇給スピードに差が出ることが多く、一般的には大卒の方が高年収であるといえます。

参考:令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

高年収の基準は人による

『高年収』という言葉には、絶対的な基準はありません。年収がいくらなら高いと感じるかは、人によって異なるためです。その人の年齢や周りにどのような人がいるかによって、年収の感じ方は変わるでしょう。

例えば、40代で年収500万円は高年収と感じる人は少ないかもしれません。しかし、20代で年収500万円と聞くと、高年収だと思う人は多いのではないでしょうか。

このように年収の感じ方は人それぞれですが、一般的には30代で年収600万円、40代では年収700〜800万円が高年収の基準となっているようです。なお、年収1000万円以上であれば、間違いなく高年収といえるでしょう。

年収が高い職業の特徴

年収が高い職業とは?学歴不問の高年収な職業と目指すためのポイント
(画像=『キャリアゲ』より引用)

年収が高い職業にはいくつかの共通点があります。年収が高い職業に共通する特徴を二つ解説するので、仕事選びの参考にしましょう。

専門性が高い

専門性の高いスキルや資格が必要とされるような職業は、年収が高い傾向にあります。高い専門性を要することは、それだけ求められるものや責任が大きくなることを意味します。具体的には、医師やパイロット、大学教授などが代表例です。

また、誰でもできる仕事ではないため、対応できる人材が限られており希少性も高いでしょう。そのため、専門性の高い職業に就いている人は高給取りが多くなっています。

成果主義

学歴などの肩書きではなく、実力が評価されるタイプの職業も高年収を稼ぐことが可能です。特に営業職はその代表例でしょう。

営業職の場合、インセンティブ制度が設けられており、自身が上げた売り上げの一部を給与として還元してもらえることがあります。そのため、成果を上げれば上げるほどインセンティブが弾むので、20代で年収1000万円を稼ぐことも不可能ではありません。

特に営業職は学歴や経験の有無によらず、比較的誰でもチャレンジしやすい職種といえます。