オンライン面接のコツ

オンライン面接では、どのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。オンライン面接中の受け答えをスムーズに行うためのコツを紹介します。
ハキハキと話す
オンライン面接では、Web会議ツールにアクセスしてからすぐに面接が始まります。そのため、対面での面接以上にあいさつをする際の話し方で第一印象が決まるのです。
慣れないうちは、どのようにすればいいのか分からないと戸惑ってしまいがちですが、自信を持ってハキハキとあいさつできれば、面接官から悪い印象を抱かれることもありません。
通話が始まったときは『お互いの音声が問題なく聞こえているか』を確認できるタイミングでもあるので、あいさつに加え『こちらの音声は聞こえておりますでしょうか』といった形で確認を行っておくと、面接官も進行しやすくなるでしょう。
オンライン面接であっても、緊張や不安はささいな仕草で伝わります。まずはハキハキと話すのを意識することが大切です。
あせらずに適度なスピードで話す
オンライン面接は対面で話すわけではないので、面接官と会話していることに気が回らず、演説のような雰囲気になってしまう人は少なくありません。
オンラインも対面も、方式は違っても面接である以上、目的は応募者の意欲や魅力を知り、会社の魅力を知ってもらうことです。
『とにかく何か話さないと』とあせってしまい、本来言いたいことが面接官に伝わらなかったり、『話を聞いていないのでは』と悪印象を持たれたりしてしまうことにもなりかねません。
オンライン面接では、普段以上に『面接官の話に耳を傾けること』や『あせらずに適度なスピードで話すこと』を意識してみるとよいでしょう。
視線は画面ではなくカメラに
オンライン面接は面接官が画面に映っているので、視線も画面に向かってしまいがちです。しかしカメラの高さによっては、画面を見ることで『うつむいているのではないか』と思われてしまう可能性があります。
熱意を伝えたい場面では、あえてカメラを見て話してみましょう。ただし、カメラを見続けてしまうことによって、面接官のリアクションが視界に入らず、延々と話し続けてしまう結果にもなりかねません。
そのため、カメラだけをじっと見て面接を受けるのではなく、『話を聞くときは画面を見る』『質問に答えるときは、一番伝えたい部分でカメラを見る』というように、場面に応じた使い分けをすることで、より効果的に意欲を伝えられるでしょう。
面接当日の流れを知っておこう

オンライン面接は、対面での面接とは少し違った流れがあります。オンライン面接を行う際の当日の流れをしっかりと把握し、面接当日に失敗しないような態勢を整えておきましょう。
開始時間になったら連絡をする
面接の開始時間になったら、まずは面接官にチャット機能やメッセージなどで連絡をし、返答を待ちます。面接時間があらかじめ決まっていても、会社側の都合ですぐに始められない可能性があるからです。
仮に会社側の都合で面接の開始時間が遅れてしまったとしても、何も連絡をしなければ面接官からの印象が悪くなってしまうこともあります。時間通りに準備が完了し、待機していたことを証明するためにも『本日は面接よろしくお願いいたします』など、一言連絡をしておきましょう。
返信が来たら面接が始まる
開始時刻に送った連絡に対して返答が来たら、そこから面接が開始されます。ワンクリックですぐにカメラとマイクが起動するので、発言や表情には十分気をつけましょう。
オンライン面接では、カメラの映像が表示された瞬間に第一印象が決定します。ネガティブな独り言や表情が相手に伝わってしまうと、印象も悪くなってしまう可能性があるでしょう。通話が始まる直前から、明るい表情とハキハキとした話し方を意識しておく必要があります。
マイクとの距離が近すぎないか、あるいは遠すぎないかを考えてあいさつすることも大切です。マイクとの距離が遠いと相手に音声が聞こえない可能性があり、距離が近いと音が割れてしまったり、面接官が驚いてしまったりするかもしれません。
面接の最後にはお礼を伝える
対面での面接と同様に、面接が終わったら最後に『本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございました。それでは失礼いたします』と、お礼を伝えることを忘れないようにしましょう。
その後、通話をすぐに切るのではなく、相手が通話から退室するのを確認してから通話を切るようにすることが大切です。
もし面接官がこちらの退室を待っているようであれば、再度『失礼いたします』と一言伝えてから通話を切れば、悪い印象を持たれないでしょう。通話を切る瞬間まで、あせらずに落ち着いて行動するようにするのが大切です。