目次
職歴を書くときの基本
職歴を書く上で注意するポイント

職歴を書くときの基本

履歴書の学歴・職歴欄の書き方。履歴書を書くときのポイントを解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

職歴は、あなたがどのような経験をしてきたかがわかる大切な情報です。そのため正しい情報をもれなく書かなければいけません。アルバイト経験しかない場合でも、丁寧に書けばプラスの評価につながる可能性があります。

短期間でもすべて書く

就職しても短期間で転職してしまい、1社の在職期間が短いケースもあるでしょう。そのような場合にも、すべての職歴を書きます。もちろん試用期間中に退職した会社も対象です。

職歴欄に書ききれない・たくさんあって書くのが面倒という理由から、職歴を省略するのはいけません。省略が入社後に判明すると『経歴詐称』で解雇となる可能性もゼロではない事態です。

履歴書の種類によって職歴欄の行数は異なります。職歴が多いなら、行数が多くとられてるものを選ぶと安心です。

会社名などは正式名称で書く

会社名や部署名を省略せずに書くのも基本です。必ず正式名称で記載しましょう。たとえば『(株)〇〇』ではなく『株式会社〇〇』とするのが正解です。日常的に省略して使っている会社名や部署名も、省略せずに書きます。

また異動で部署名が変わった場合にも、記載したほうがよいでしょう。同じ会社内でも部署やポジションによって、任される仕事は変わります。その経験が採用担当者にとって判断材料になるかもしれません。

ほかに合併や出向などで所属する会社名が変わったときも、正確に記載します。

アルバイトしかしていない場合

原則としてアルバイト経験は履歴書に記載しません。ただしアルバイトしか経験がない場合や、アルバイト経験を生かせる会社への転職なら、職歴欄に記入しましょう。

アルバイト経験を職歴に書くと『なぜアルバイトとして働いていたのか?』を聞かれる可能性があります。そのため理由を説明できるよう準備しておくと安心です。

たとえば『期間を決めて資格取得に打ち込んでいましたが、残念ながら不合格でした』というような理由を、自分の状況に合わせて用意します。同時にアルバイト経験を就職後どのように生かせるかも考えておきましょう。

職歴を書く上で注意するポイント

履歴書の学歴・職歴欄の書き方。履歴書を書くときのポイントを解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

書き方にも注意しましょう。誤解されない表記やわかりやすい伝え方ができれば、採用担当者に正しく情報を伝えられます。納得してもらいやすい退職理由の書き方も、押さえておくとよいでしょう。

「退社」よりも「退職」がおすすめ

職歴の最後の欄には『〇〇株式会社 退職』と書きます。このとき『退社』と『退職』どちらがよいか迷うかもしれません。誤解されず正確に意味を伝えられるのは『退職』です。

どちらにも『会社を辞める』という意味がありますが、退社には『その日の勤務を終えて会社から帰る』という意味もあります。そのため読み方によっては、意味があいまいになる可能性がある表記です。

退職であれば意味を読み間違えることはありません。また退社には『社』という字がついているため、働いているのが病院や学校などの場合には使えない言葉です。

退職であれば、会社以外で働いているケースでも使えます。

現在仕事をしている場合

働きながら転職活動をしている場合には『退職』は使いません。かわりに『現在に至る』と記載すればOKです。退職予定の日にちが決まっているなら『現在に至る(〇月〇日退職予定)』とも書けます。

ただし日にちを記載できるのは、確実に決まっているときだけです。勤務先と相談中で確定していないときは、書かずに提出します。

退職理由の書き方

単に退職と書くだけでなく、退職の理由もあわせて書くと、採用担当者もわかりやすいでしょう。職歴欄には詳細を書く必要はなく、下記のように概要を書けばOKです。

  • 一身上の都合により退職
  • 会社都合により対象
  • 業績不振により退職
  • 契約期間満了のため退職

また自身の病気療養や家族の介護など、特別な理由がある場合には、それも書き添えましょう。退職から現在までに空白期間がある場合にも、理由があれば納得してもらいやすくなります。